2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科
電気電子基礎(k)[5209]
2単位 向井 正和 准教授 竹本 正勝 非常勤講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 電気基礎では、物理分野の電気現象(電気、磁気)を歴史的観点も含めて理解する。同時に、現象を数学的に表示することの重要性とこれから学ぶ上で重要な電気エネルギーの発生(発電変電)、輸送(送電配電)、消費(電化製品)するときの基本法則を習得する。また電気でなくてはならない部品(抵抗、コイル、コンデンサ)をつくる側と利用する側から基本的な性質を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高等学校における微積分の基本ができていることが必要である。
- <具体的な到達目標>
- 抵抗、コンデンサ、コイルの電気回路素子の特性の説明ができる。交流回路に関する計算ができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.電気の歴史的展望からこれから学ぶ電気とは何かを理解できる。
2.電流、電気抵抗、ジュール熱(抵抗の話)が理解できる。 3.電位と等電位(コンデンサの話)が理解できる。 4.電気の歴史的展望(2)磁気学が理解できる。 5.磁界と電流(ビオザバールの法則、アンペアの法則)が理解できる。 6.電磁誘導の法則と電磁力が理解できる。 7.自己インダクタンス、相互インダクタンス(コイルの話)が理解できる。 8.中間試験(電気磁気の内容)の確認試験です。 9.電気回路の基本法則、電力が理解できる。 10.ブリッジ回路とその応用が理解できる。 11.正弦波の表示(実効値、最大値、周波数、位相角、平均値)が理解できる。 12.交流回路素子(抵抗、インダクタンス、静電容量)と正弦波形が理解できる。 13.交流回路(RL・RC直並列回路)と回路方程式が理解できる。 14.交流回路の電力(有効電力、皮相電力、無効電力、力率)が理解できる。 15.定期試験 学期末の試験であり、領域は電気基礎の全般的な試験である。
- <成績評価方法>
- 試験の成績で基本的には評価する。ただし、提出物がある場合は、概ね20%のウエイトで評価する。
- <教科書>
- 増田英二 編著,わかりやすい電気基礎,コロナ社
- <参考書>
- 柴田尚志,皆藤新一,電気基礎,コロナ社
- <オフィスアワー>
- 金曜日午後
事前に mukai@cc.kogakuin.ac.jp にメールで予約してください。場所はその際にお知らせします。
- <学生へのメッセージ>
- 電気基礎は、電気工学全般に渡り大切な基礎知識です。電気現象の記述がいかになされるか、この点を忘れずに授業に参加してください。電気は全ての現象を支配しています。この点を理解すると楽しくなります。
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