2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

数学演習I(Exercises in Mathematics I)[4205]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
岸  俊晴 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
問題演習を通じて、一変数の微分・積分に関する定義、定理や公式を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
多項式関数等の基本的な関数について、極限、微分、積分を計算できること。

<具体的な到達目標>
○ 積・商・合成関数の微分法を組み合わせて、様々な関数の導関数を求めることが出来る。
○ 接線を利用し、平方根等の近似値を計算できる。
○ 置換積分法や部分積分法を用いて、基本的な関数の原始関数を計算できる。

<授業計画及び準備学習>
【第1週】微分・積分の概要
 準備学習:高校の教科書における微分・積分の内容を整理しておくこと。
【第2週】関数とグラフ
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(関数の定義、偶関数・奇関数、合成関数)
【第3週】指数関数と対数関数
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(逆関数の定義と性質、指数・対数)
【第4週】三角関数・逆三角関数
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(三角比、弧度法)
【第5週】関数の極限
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(極限の定義)
【第6週】基本的な関数の微分
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(復習)
【第7週】様々な微分法(積の微分、商の微分、合成関数の微分)
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(公式の証明)
【第8週】微分法の応用(接線、近似値)
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(復習)
【第9週】微分法の応用(関数のグラフ)
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(近似値計算に関する考察)
【第10週】ロピタルの定理
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(復習)
【第11週】定積分の定義と計算
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(Σ記号の計算)
【第12週】不定積分(基本的な関数の不定積分、置換積分法)
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(復習)
【第13週】不定積分(瞬間置換積分法、部分積分法)
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(部分積分法)
【第14週】不定積分(三角関数、有理関数の不定積分)
 準備学習:配布プリントの課題に取り組んでおくこと。(復習)
【第15週】学習成果の確認(試験)
 準備学習:前回までの総復習を行うこと。

<成績評価方法>
成績は、期末試験80%、演習問題への取り組み状況20%で評価する。Grade D以上の者に単位を認める。

ただし、2014年度以前入学者については、下記により評価する。

「定期試験の点数」(A)と「演習問題への取り組み状況」(B)の合計により評価を行う。60点以上を合格とする。配点の内訳は以下の通り。

A 定期試験:(100点満点)× 0.8。ただし、小数点以下は切り捨て。
B 演習問題への取り組み状況:講義時間中に毎回行う小テスト(2点満点)の合計。ただし、20点を超えた分は切り捨て。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
木曜日4限終了までの休み時間、八王子校舎講師室。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.