2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

情報処理演習(Exercises in Computer Literacy)[3206]

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1単位
渡邉 夏輝 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
プログラミングの基礎的な内容について講義と演習を行う。プログラミングにより実現できるコンピュータの活用方法について多くの例題を通じて学ぶ。与えられたプログラムの処理の流れを読み取り理解すること、やさしい問題を解決するプログラムを自ら考案して作成できることを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
論理的,数学的な思考力が重要である。パソコンに触れた経験のあることが望ましいが必ずしも前提とはしない。

<具体的な到達目標>
プログラミングの文法と各種のアルゴリズムを理解し,簡単な課題をプログラミングにより解決できる能力を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1. Excelの中で利用可能なVBAプログラミング環境の操作方法
準備学習 教科書1章「基本操作」を予習する。
2. 変数と四則演算
準備学習 教科書2章「変数と四則演算」を予習する。
3. 条件判断
準備学習 教科書3章「条件判断」を予習する。
4. 繰り返し処理
準備学習 教科書4章「繰り返し」を予習する。
5. SubプロシージャとFunctionプロシージャ。変数のスコープとプロシージャ間のデータ授受の仕方
準備学習 教科書5章「プロシ−ジャ」を予習する。
6. ワークシートのセルの読み書きとグラフの作成
準備学習 教科書6章「ワークシートの活用」を予習する。
7. 再帰的アルゴリズム
準備学習 教科書7章「再帰的呼び出し」を予習する。
8. 文字列の処理
準備学習 教科書8章「文字列の処理」を予習する。
9. 配列変数の扱い
準備学習 教科書9章「構造をもつデータ」の9.1節を予習する。
10. Type宣言によるユーザ型の定義
準備学習 教科書9章「構造をもつデータ」の9.2節を予習する。
11. モンテカルロ法
準備学習 教科書10章「モンテカルロ法」を予習する。
12. 方程式f(x)=0の解法
準備学習 教科書11章「方程式の解」を予習する。
13. 定積分
準備学習 教科書12章「定積分」を予習する。
14. プログラム作成の総合演習(実技試験)
準備学習 後期の総復習を行うこと。
15.学習成果の確認(後期期末試験)
準備学習 後期の総復習を行うこと

<成績評価方法>
演習を伴うため、単位取得は授業への出席と参加、完成した全課題の提出を前提とする。意欲的に取り組み、提出物を期限内に提出するように。また、定期試験の受験は必須である。

上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。

定期試験の平均点(60点満点)と演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点が60点以上ならば合格である。

演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。

<教科書>
「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング(第3版)」加藤潔 著(共立出版)

<参考書>
参考書は特に指定しないが,図書館を活用して必要な参考資料を探すことを推奨する。

<オフィスアワー>
初回の講義で示す。

<学生へのメッセージ>
プログラムを使うことで複雑な処理や計算をコンピューターに実行させることができます。プログラミングを修得することで、レポート作成などでも活用できるでしょう。VBAはExcelで手軽に利用できるので、講義以外でも自習して身につけて下さい。


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