2015年度工学院大学 第1部電気システム工学科

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3204]

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2単位
渡邉 夏輝 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
コンピュータリテラシーについて講義と演習を行う。情報処理の基礎的な概念や情報倫理について理解し,ID管理された計算機システムの基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具として使えるようになることをめざす。

<受講にあたっての前提条件>
論理的,数学的な思考力が重要である。パソコンに触れた経験のあることが望ましいが必ずしも前提とはしない。

<具体的な到達目標>
Word, Excel, Powerpoint などの各種アプリケーションを使用して,レポートの作成やプレゼンテーションの手法を身につける。

<授業計画及び準備学習>
1. コンピュータ概論,IDとパスワード,Windowsの基本操作,電子メールシステムの利用
準備学習 教科書1章を予習する。
2. ワープロソフトウェア(1)Wordの基本技術。
準備学習 教科書5.1-5.5節を予習する。
3. ワープロソフトウェア(2)編集作業,文書の修飾,表の作成。
準備学習 教科書5.6-5.7節を予習する。
4. ワープロソフトウェア(3)数式を含む文書。
準備学習 教科書5.8節を予習する。
5. 表計算ソフトウェア(1)Excelの概要(セル,ワークシート,ブック)。セルの扱い(入力,削除,移動,複写,やり直し,オートフィル機能)。
準備学習 教科書6.1-6.2.2節を予習する。
6. 表計算ソフトウェア(2)セルへの数式入力。セルの相対参照と絶対参照。
準備学習 教科書6.2.3-6.2.4節を予習する。
7. 表計算ソフトウェア(3)関数。応用例。
準備学習 教科書6.2.5-6.3節を予習する。
8. プレゼンテーション(1)プレゼンテーションとは。Powepontの基本技術。
準備学習 教科書7.1-7.4節を予習する。
9. プレゼンテーション(2)グループ発表。
準備学習 教科書7章を予習する。
10. Webページ制作(1)HTMLの基本。ローカル環境でページを作成する。
準備学習 教科書8.1-8.4節を予習する。
11. Webページ制作(2)HTMLのしくみ。ローカル環境で作成したページをサーバへ転送する。
準備学習 教科書8.5-8.6節を予習する。
12. LaTeXによる文書作成(1)LaTeXの基本。
準備学習 教科書9.1-9.7節を予習する。
13. LaTeXによる文書作成(2)各種の環境。表の作成。
準備学習 教科書9.8-9.9節を予習する。
14. LaTeXによる文書作成(3)数式を含む文書の作成。
準備学習 教科書9.10-9.11節を予習する。
15.学習成果の確認(前期期末試験)
準備学習 前期の総復習を行うこと

<成績評価方法>
演習を伴うため、単位取得は授業への出席と参加、完成した全課題の提出を前提とする。意欲的に取り組み、提出物を期限内に提出するように。また、定期試験の受験は必須である。

上の条件をクリアしている場合、次の基準で評価する。

定期試験の平均点(60点満点)と演習評価点(40点満点)の合計点を成績評価点とする。成績評価点が60点以上ならば合格である。

演習評価点は演習の成果物やチェックテスト、宿題に課された提出物によって評価する。

<教科書>
演習の授業であり,教科書がないと授業参加が困難となる。必ず,毎回の授業に持ってくること。
「理工系コンピュータリテラシー MS-Office 2013対応」飛松敬二郎,田中久弥,加藤潔,山崎浩之/他著(共立出版)

<参考書>
参考書は特に指定しないが,図書館を活用して必要な参考資料を探すことを推奨する。

<オフィスアワー>
初回の講義で示す。

<学生へのメッセージ>
今やコンピュータはあらゆる所で活用されており、情報倫理とコンピュータリテラシーは現代人にとって必須と言えます。コンピュータに「使われる」のではなく、コンピュータを「使いこなせる」ように、しっかりと基礎を身につけて下さい。


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