2015年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

国際関係の基礎知識(International Relations)[4A03]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
清水 英里 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
国際社会において「自分」とは何者なのか、そしてそこから世界とどう接していけばいいのか。そのことについて学習者が自ら思考し社会に発信できる力を身につけることを目標とする。本講義ではそのために既存の国際関係の学問的視点や枠組み及び国際関係のトピックを基礎から理解する。

<受講にあたっての前提条件>
特になし。

<具体的な到達目標>
講義で得た知識をもとに、学習者が自分の意見を第三者に説得的に論述・議論できる力を身につけることが達成目標である。

<授業計画及び準備学習>
1 ガイダンス
2 ナショナリズムとはなにか
3「従軍慰安婦」論争をめぐってー戦後補償のあり方と受け止め方:反日・反韓感情の実態
4 『映像の世紀』を観て考える1ー小レポート
5 難民問題とはなにか
6 ベトナムと世界史(1)
7 ベトナムと世界史(2)
8 戦争の悲惨さの実態ー枯葉剤の影響ー小レポート
9『文明の衝突』をめぐる論争
10 反捕鯨運動から見る世界
11『映像の世紀』を観て考える2ー小レポート
12 グローバリゼーションについて
13 ドキュメント映像『ショアー』を観て考える
14 オリエンタリズムとは何か
15 テスト

<成績評価方法>
受講者のきちんとした出席を不可欠の前提とした上で、定期試験の成績を80点、授業中の小レポートを20点の割合で総合的に評価し、60点以上の者に単位を認定する。小レポートでは、教材について自分の意見を述べる。定期試験においては、授業内容全てを範囲とする教場試験を実施(2015年度入学の1年生については、GradD以上の者に単位を認める)。就職活動やその他諸事情により出席が困難である場合はその理由などによって考慮するので申し出ること。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
稲賀繁美編『異文化理解の倫理にむけて』(名古屋大学出版会、2001年)、歴史学研究会編『国民国家を問う』(青木書店、1994年)古田元夫『ベトナムの世界史』(東京大学出版会、1995年)

<オフィスアワー>
授業開始前・終了後、12階講師室にて。気軽に質問に来てください。なお、どうしても個人で連絡を取りたい方は、教務課に相談してください。

<学生へのメッセージ>
自分が世界で活躍するイメージを常にもって、日々をすごしてください。国際社会に出た時、自分ならではのオリジナリティあるアイデンティティーを持って生きていけるための立脚点を持てるようになってください。国際社会へのメッセージを発するためには、まず自分の立場を知ることが大切です。新聞・ニュースなどの情報を、偏ることなく自分の力と視点で消化する力を持ってください。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved.