2015年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

材料化学演習(Exercises on Chemistry of Materials)[3D08]

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1単位
増野 敦信 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
3年前期までの化学に関連する授業で習得した知識をもとに,演習問題を解くことによって,身の回りにある機能性材料や今後の実用化が期待されている先進材料について,その特性の起源を理解する.

<受講にあたっての前提条件>
特になし.

<具体的な到達目標>
ある材料がなぜその機能を発現しているのかを,原子レベルで理解できる.
身の回りの実用材料に対して,化学の考え方を適用することができる.
材料化学に関連する基本的な問題の演習を行うことで,基礎的な大学院入試レベルの問題を解くことができる.

<授業計画及び準備学習>
1.IT社会を支える材料化学1:物質の構造
2.IT社会を支える材料化学2:電子機能
3.IT社会を支える材料化学3:発光
4.IT社会を支える材料化学4:磁性
5.IT社会を支える材料化学5:電池
6.インフラの中の材料化学1:セラミックス
7.インフラの中の材料化学2:ガラス
8.インフラの中の材料化学3:鉄鋼
9.インフラの中の材料化学4:非鉄金属
10.環境分野の材料化学1:再生エネルギー
11.環境分野の材料化学2:環境浄化
12.医療分野の材料化学:生体活性
13.宇宙環境での材料化学1:ロケット,衛星
14.宇宙環境での材料化学2:宇宙科学
15.学習成果の確認(試験)

準備学習:各回で挙げられたトピックスについて調べておくこと.

<成績評価方法>
授業中に課す演習課題に対して提出された回答結果を中心に,定期試験の成績を30%程度加味して評価し,60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
1.材料科学 基礎と応用:戒能俊邦,菅野了次 著:東京化学同人
2.ライブラリ工科系物質科学2 工学のための「無機化学」:山下仁大 他著:サイエンス社
3.無機材料必須300−原理・物性・応用:守吉佑介 他著:三協出版
4.Newton別冊 注目のスーパーマテリアル:Newton

<オフィスアワー>
水曜日:14:00〜14:30,16:20〜17:00


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