2015年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

環境エネルギー装置設計(Environmental and Energy Equipment Design)[3C05]

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2単位
矢ケ崎 隆義 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
高羽 洋充 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
木村 雄二 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
環境保全や資源・エネルギーに関わる化学装置エンジニアとして働くことを目指す学生に必要とされる化学設計製図を理解し、図面を作成し、図面を読むことが出来るようになる事を授業の目的とする。本授業の受講は2年後期科目である『図学及び製図演習』の受講をし単位認定がされている事を本授業受講の前提とし、主として環境保全装置等の設計と製図法の習熟を通して化学プラント設計製図の概念を学ぶ。尚、設計対象として代表的な環境化学関連装置等を取り上げる。

<受講にあたっての前提条件>
○2年次科目である『図学及び製図演習』の単位を修得していること。
○課題(設計図面)の提出期限を厳守すること。
○日頃より、設計対象物体や設計図面に関係のある日本工業規格等を緻密に調査すること。

<具体的な到達目標>
○複雑な構造を有する環境保全装置を図面として書くことが出来ること。
○複雑な図面を諸規格に則って正確に書くことが出来ること。
○既存の複雑な図面に随時修正点や改良点を速やかに書き加えることが出来ること。
○与えられた複雑な図面を読み・理解し、図面をもとに製作する現場に適切な指示が出せること。

<授業計画及び準備学習>
第1週 『ガイダンス』環境エネルギー装置設計の必要性等について学ぶ。
第2週 与えられた3次元物体の形状・寸法の読み取り手順について学ぶ。図面レイアウト・設計仕様書を提出する。
第3週 読み取り設計・製図を実習する:第1週目:諸通則の確認
第4週 読み取り設計・製図を実習する:第2週目:国際通則の確認
第5週 読み取り設計・製図を実習する:第3週目
第6週 読み取り設計・製図を実習する:第4週目:図面を提出して検図・試問を受ける。
第7週 環境保全装置の設計・製図を実習する:第2週目:図面を提出して検図・試問を受ける。
第8週 環境保全装置の設計手順について学ぶ。図面レイアウト・設計仕様書提出する。
第9週 環境保全・エネルギー装置の設計・製図を実習する:第1週目
第10週 環境保全・エネルギー装置の設計・製図を実習する:第2週目 
第11週 環境保全・エネルギー装置の設計・製図を実習する:第3週目:図面を提出提出して検図・試問を受ける。
第12週 創造設計:第1週目:与えられた物体を計測し、図面レイアウト・設計仕様書を作成、提出す 
    る。
第13週 創造設計:第2週目:実質設計(1日目)
第14週 創造設計:第3週目:実質設計(2日目)
第15週 創造設計:第4週目:検図・試問を受ける。

<成績評価方法>
提出図面:60点、試問:20点、授業受講態度:20点、として評価する。ただし、決められた期限までに図面の提出がない場合には評価しない。満点を100点とし、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
『新編 JIS機械製図(第5版)』堀幸夫、富家知道、蓮見喜久、中島尚正、村上存 共著(森北出版)を教科書とする。その他必要に応じて写図用図面、設計資料、課題プリント等を配布する。また、製図室には必要とされる便覧等を配置し閲覧を可能とする。

<参考書>
『入門 化学プラント設計[基礎設計の進め方と実際]』相良 紘 著(培風館)
『化学プラント設計の基礎(第2版)』大村朔平、星協一共著(東京化学同人)
『化学装置便覧』化学工学協会編(丸善)
『環境リサイクル 法令・JIS要覧』矢ケ崎隆義、田村久義 著(新日本法規出版)
『最新機械製図』林洋次、他共著(実教出版)
『材料の科学と工学〔4〕材料の構造・製法・設計』W.D.キャリスター著(培風館)

<オフィスアワー>
水・木曜日9:00〜18:00で授業のない時間であれば、新宿キャンパス1974室にて質疑等可能。それ以外でもメールにて約束の上、対応する事も可能。事前にE-Mail:yagasaki@cc.kogakuin.ac.jpにて連絡されたい。

<学生へのメッセージ>
『図学及び製図演習』にて学修した知識を整理した上で、積極的に授業に臨まれたい。『環境エネルギー 装置設計』では、図面を書くこと、図面が読めること、に主眼を置いて教授する。尚、本授業の受講は2年後期科目である『図学及び製図演習』を受講している事を前提としているが、当該授業を受講していない場合であっても学年の進捗に伴いこの授業の受講が必要となった者については、担当教員に相談すること。

<備 考>
授業の展開中に、JIS(日本工業規格)等の工業規格の利用法をマスターする。予め、工業規格体系などを学習しておくことが望ましい。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwb1021/


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