分離工学及粉粒体工学演習（Exercises on Separation Process and Powder Technology）[2E13]

＜授業のねらい＞

並行して開講される「分離工学」と「粉粒体工学」の講義に歩調を合わせ、講義内容の理解を容易にするため，基礎的な事項についての計算を中心とする演習を行なう。

＜受講にあたっての前提条件＞

「分離工学」と「粉粒体工学」を同時に履修していること。

＜具体的な到達目標＞

「分離工学」で必要とされる基礎的な計算演習問題が自力で解けること。
「粉粒体工学」で必要とされる基礎的な計算演習問題が自力で解けること。

＜授業計画及び準備学習＞

「分離工学」と「粉粒体工学」について，隔週交互に実施する。
以下で，Sは分離工学，Pは粉粒体工学を表す。
1. (S) 物質移動の基礎
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
2. (P) 粉粒体の統計学
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
3. (S) 吸収塔の物質収支
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
4. (P) 単一粒子の重力下での運動I−
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
5. (S) 溶解平衡と二重境膜モデル
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
6. (P) 重力分離装置の原理
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
7. (S) 吸収塔の高さ
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
8. (P) 各種集塵装置と性能推定法
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
9. (S) 気液平衡
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
10. (P) 液中微粒子の分離装置（沈降濃縮装置）
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
11. (S) 単蒸留
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
12. (P) 液中微粒子の分離装置（濾過装置）
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
13. (S) 多段連続蒸留
準備：該当する分離工学の講義内容を復習しておくこと。
14. (P) 粉粒体層の特性
準備：該当する粉粒体工学の講義内容を復習しておくこと。
15. (S)&(P) 総合演習
準備：今まで行った演習の内容を再度復習しておくこと。

＜成績評価方法＞

「分離工学」と「粉粒体工学」各7回行なう演習のうち，それぞれ5回以上の出席が修得の必要条件。演習レポート（50%）および定期試験（50%）で評価し，60点以上の者に単位を認める。

＜教科書＞

「分離工学」と「粉粒体工学」の講義資料。

＜参考書＞

特に参考書は無し。

＜オフィスアワー＞

授業の時間後の時間教室にて，もしくはE-mailで約束の上対応する。E-mailアドレスは初回講義時に示す。

＜学生へのメッセージ＞

選択科目であるが，講義の「分離工学」と「粉粒体工学」に合格するための必須科目と考えて受講することが望ましい。毎回電卓を持参すること。