△分離工学（Separation Processes）[2C07]

＜学位授与の方針＞

○	1. 基礎知識の習得
◎	2. 専門分野知識の習得
○	3. 汎用的問題解決技能
○	4. 道徳的態度と社会性
○	5. 創成能力

＜授業のねらい＞

分離プロセスは、化学産業はもとより、食品産業や医薬品産業、環境関連産業やエネルギー産業など、多くの産業のキープロセスとして幅広く使われています。分離プロセスのキーテクノロジーは分離技術です。
　分離工学では、実用的な分離技術を選び、工学体系として系統的に学びます。工学では原理を理解すると同時に、設計も重要です。簡単な分離装置の設計法についても学びます。また、理解を助けるために、適宜演習も行います。

＜受講にあたっての前提条件＞

物理化学I、IIを履修していることが望ましい。また、分離工学及粉粒体工学演習、移動現象、移動現象演習を並行履修すること。

＜具体的な到達目標＞

以下を最低限の到達目標とする。
物質移動の原理を理解し、物質移動量が計算できる。
ガス吸収法の原理を理解し、吸収装置の設計ができる。
蒸留法の原理を理解し、蒸留塔の設計ができる。

＜授業計画及び準備学習＞

１．いろいろな分離技術
準備学習：分離工学のシラバスを読む
２．物質収支
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
３．エネルギー収支
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
４．物質移動の基礎
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
５．エネルギー移動の基礎
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
６．ガス吸収(1)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
７．ガス吸収(2)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
８．ガス吸収(3)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
９．中間試験
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
１０．気液平衡
準備学習：物理化学IIを復習し、ラウールの法則、活量、活量係数をよく理解する
１１．単蒸留(1)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
１２．単蒸留(2)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
１３．多段蒸留(1)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
１４．多段蒸留(2)
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する
１５．期末試験
準備学習：ノート等を参照し、前回までの内容をよく理解する

＜成績評価方法＞

到達目標に達しているかを中間試験と期末試験で評価し、２回の試験の平均点で評価します。成績はS(100〜90点)、A(89〜80点、B(79〜70点)、C(69〜60点)、F(59〜0点)で評価し、S、A、B、Cを合格とする。

＜教科書＞

教科書は特に指定しない。

＜参考書＞

特に指定しない。

＜オフィスアワー＞

特に定めません。事前にメールでアポを取ってください。
居室：新宿キャンパス19階1973号室
メールアドレス：maku@cc.kogakuin.ac.jp