2015年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

無機化学演習(Practice of Inorganic Chemistry)[3373]

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1単位
吉田 直哉 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
無機化学,無機材料科学の知識および考え方を,演習問題を通じて理解し修得することが本授業の狙いです。
具体的な達成目標を以下に示します。
(1) 原子と電子,化学結合,化学反応、固体の構造など、化学の基礎項目を復習する。
(2) 単体の基本的性質から、化合物の構造・反応性などの物性・合成法を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
・無機化学Iを受講していること。
・並行して行われる無機化学IIを受講していることが望ましい。
・関数電卓の基本的な使用ができること。

<具体的な到達目標>
・原子と電子,化学結合,化学反応、固体の構造など、化学の基礎項目を理解する。
・単体の基本的性質から、化合物の構造・反応性などの物性・合成法を理解する。

<授業計画及び準備学習>
1. 授業の概要説明と基礎理解度チェック
2. 原子の構造と電子配置(演習問題1)
2. 元素の一般的性質と周期性(演習問題2)
3. 化学結合(演習問題3)
4. 酸と塩基(演習問題4)
5. 酸化・還元(演習問題5)
6. 固体の構造と格子エネルギー(演習問題6)
7. 水素と希ガス(演習問題7)
8. 1族元素と2族元素(演習問題8)
9. 学習成果の確認(中間試験)
10. 13族元素(演習問題9)
11. 14族元素(演習問題10)
12. 15族元素(演習問題11)
13. 16族元素(演習問題12)
14. 17族元素(演習問題13)
15. 学習成果の確認(定期試験)

準備学習:高校の化学の復習と、授業計画に記されたキーワードについて調べておいて下さい。
復習:教科書の該当部分の問題を解くことにより行うこと。
毎回レポートを課し、提出時に解説を行います。その翌週に採点・返却します。

<成績評価方法>
・中間試験(第9週)と定期試験(第15週)をそれぞれ25点満点,授業中に課す演習課題・レポートに対する取り組み・提出状況を50点満点で評価し,合計60点以上を合格とする。
・4回以上欠席(演習課題の未提出を含む)の場合,未履修扱いとする。

<教科書>
教科書として、「基礎無機化学演習」花田禎一著 サイエンス社を用いる。

適宜追加でプリントを配布し、パワーポイントを併用して授業を実施する。
各自、筆記用具のほか、ノート、計算機(関数電卓が望ましい)を持参すること。

<参考書>
「工学のための無機化学」山下・片山・大倉・橋本著 (サイエンス社)
「リー 無機化学」 J.D.LEE著 浜口・菅野訳 (東京化学同人)
「シュライバー・アトキンス 無機化学(上)」Atkins他著 田中・平尾・北川訳 (東京化学同人)

<オフィスアワー>
火金 9:00〜10:30、17:30〜19:00
 八王子12号館3F 309号室
 質問・相談はメールでも受け付けます。
 nyoshida@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
無機化学の講義系科目の理解を確かめるための演習なので,勉強の仕方を含めてわからないことは積極的に質問してください。研究室への訪問も歓迎します。


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