2015年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

図学及び製図演習(Exercises in Design and Drawing)[2274]

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1単位
矢ケ崎 隆義 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
木村 雄二 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
環境化学・化学工学に携わるエンジニアとなることを目指す学生として、簡単な図面を描くことを通して設計に必要不可欠とされる図学の知識、及び製図の通則等、設計・製図の基礎を学修する。すなわち、環境化学関連装置要素及びその他の化学機械装置等について、将来、これらを設計・製作・設置・管理・維持・補修する仕事に就くことを念頭に、与えられた図面から必要な情報を正確に読み取ることが『環境エネルギー装置設計(3年次科目)』を経て最終的に出来るようにする。

<受講にあたっての前提条件>
○3年次科目である『環境エネルギー装置設計』の受講を予定していること。
○課題(設計図面)の提出期限を厳守出来ること。

<具体的な到達目標>
○単純な構造を有する三次元物体を図面として書くことが出来ること。
○基礎的図面を国際的な諸規格に則って書くことが出来ること。
○既存の基礎図面に修正・改良を加えることが出来ること。
○与えられた基礎図面を理解し、図面を通して物体を製作する現場に適切な指示が出せること。

<授業計画及び準備学習>
第1週 ガイダンス:技術者が必要とする図学及び製図に関わる概説
第2週 基礎図学・専用用具の解説
第3週 平面図学演習導入−1・設計に関わる通則を理解する
第4週 平面図学演習導入−2・設計に関わる国際通則を理解する
第5週 平面図学演習−1・製図文字の理解
第6週 平面図学演習−2・投影法の理解
第7週 製図・設計通則を学ぶ
第8週 機械、装置要素の設計・製図の基礎を理解する
第9週 機械要素の設計・製図実習1
第10週 機械要素の設計・製図実習2、練習設計図面の最終提出→受理:口頭試問
第11週 装置要素の設計・製図実習1-1
第12週 装置要素の設計・製図実習1-2
第13週 装置要素の設計・製図実習1-3
第14週 装置要素の設計・製図実習1-4、設計図面の最終提出→受理:口頭試問・検図に移行
第15週 到達度評価試験(検図・試問)

<成績評価方法>
提出図面:60点、検図・試問:20点、授業受講態度:20点、として評価する。但し、決められた図面の提出がない場合には、評価しない。満点を100点とし、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
『新編 JIS機械製図(第5版)』堀幸夫、富家知道、蓮見喜久、中島尚正、村上存 共著(森北出版)

<参考書>
『入門 化学プラント設計[基礎設計の進め方と実際]』相良 紘 著、培風館
『化学プラント設計の基礎(第2版)』大村朔平、星協一共著(東京化学同人)
『化学装置便覧』化学工学協会編(丸善)
『環境リサイクル 法令・JIS要覧』リサイクル法令・規格研究会:矢ケ崎隆義、田村久義共著(新日本法規出版)

<オフィスアワー>
矢ケ崎:毎週金曜日、授業の無い時間であれば、八王子キャンパス5-104号室にて質疑等可能。それ以外でもメールにて約束の上、対応する事も可能。事前にE-mail:yagasaki@cc.kogakuin.ac.jp にて連絡されたし。

<学生へのメッセージ>
環境化学システムに関わるエンジニアとして、図面が設計者(デザイナー)の意思を製作者に伝えるためのツールとしての重要な役割を果たしていることを、授業を通して理解して欲しいと考えています。
尚、3年次の『環境エネルギー装置設計』を受講するためには、本授業を受講し合格していることが必要条件となります。

<参考ホームページアドレス>
矢ケ崎:http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwb1021/


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