2015年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

有機化学II(Organic Chemistry II)[2166]

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2単位
山口 和男 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
 数ある有機化合物の化学構造・性質・反応の相関関係が基本的に官能基に由来することを学習する。具体的には、ハロゲン化アルキル、アルコール、フェノール、エーテル、アルデヒド・ケトン、カルボン酸、アミン、合成高分子のうち、基本となる化合物の構造式描写および命名ができるとともに、性質、反応理論などを有機化学の関係する諸分野の理解に役立てられることである。

<受講にあたっての前提条件>
有機化学Iを既に習得していることが前提である。

<具体的な到達目標>
●構造が比較的簡単な化合物の名称と化学構造式が書ける。
●官能基を見て性質、反応性が推定できる。
●有機反応機構を理解できる。

<授業計画及び準備学習>
1.立体化学
  準備 テキストの立体化学に関わる基礎事項(専門用語と化学構造式)について熟読し、例題を理解しておく。
2.ハロゲン化アルキル(1)
  準備 化学構造式と名称、基本的性質、求核置換反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
3.ハロゲン化アルキル(2)
  準備 脱離反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
4.アルコール・フェノール・エーテル(1)
  準備 化学構造式と名称、基本的性質についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
5.アルコール・フェノール・エーテル(2)
  準備 アーコール、フェノール、エーテルの反応性についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
6.アルデヒドとケトン(1)
  準備 アルデヒドとケトンの違いについての記述を熟読し、例題を理解しておく。
7.アルデヒドとケトン(2)
  求核付加反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
8.カルボン酸とその誘導体(1)
  準備 カルボン酸とその誘導体について化学構造式と名称、基本的性質についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
9.カルボン酸とその誘導体(2)
  準備 求核亜知る置換反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
10.カルボニル化合物(1)
  準備 α置換反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
11.カルボニル化合物(2)
  準備 カルボニル縮合反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。
12.高分子化合物(1)
  準備 配布資料に目を通し、専門用語、必要事項を調べておく。
13.高分子化合物(2)
  準備 配布資料に目を通し、専門用語、必要事項を調べておく。
14.高分子化合物(3)
  準備 配布資料に目を通し、専門用語、必要事項を調べておく。 
15.学習成果の確認(定期賦験)

<成績評価方法>
 講義時の小テスト、課題レポート、定期試験で評価し、総合点60点以上を合格とする。ただし、欠席回数が多い場合は成績を評価しない(未履修扱い)。

<教科書>
第6版 マクマリー 有機化学概説(東京化学同人)

<参考書>
第5版 ブルース 有機化学 上・下(化学同人)

<オフィスアワー>
基本的に講義前後の時間帯に教室にて対応します。
(上記以外に、5号館2階 5-201号室を訪問してもらっても結構です。)
不在の時もありますので、E-mailで事前にアポイントメントを取ってもらえると助かります。

<学生へのメッセージ>
 この科目に限らず、何事に対しても「理解しよう!、やってみよう!」と自分に働きかけて行動することが大事で、それに応じて結果がついてきます。「何もしない」が最もよくないことです。


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