2015年度工学院大学 第1部応用化学科
 
微生物学(Applied Microbiology)[4C26]
 
 
2単位 坂口 政吉 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
 
- <学位授与の方針>
 
| ○ | 1. 基礎知識の習得 |  | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 |  | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 |  | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |  | ○ | 5. 創成能力 |  
  
- <授業のねらい>
 
- 微生物とは何か,その多様性とともに理解し,これまでの人間生活と微生物の関係,ヒトと微生物との関係,
 そしてバイオテクノロジーの担い手としての微生物の役割を学ぶ。 
- <受講にあたっての前提条件>
 
- 生物は、共通または固有の仕組みを併せ持ち,生存・増殖していく。そのため,生物化学に関する科目,実験を受講していることが望ましい。
 
- <具体的な到達目標>
 
- 1)微生物の特徴を理解する
  2)微生物利用の実際について理解する  3)微生物工学の基礎と応用への理解を深める  4)微生物とヒトとの共生関係と併せ持つ病原性について理解する 
- <授業計画及び準備学習>
 
- 1. バイオテクノロジーと微生物
   古来から利用されているバイオテクノロジーと新しいバイオテクノロジーにを理解する 2. 微生物の構造   細胞、器官について復習,理解する 3. 微生物の分類   微生物の分類法,その違いについて理解する 4. 微生物の特徴   微生物の分類と共にその特性について理解する 5. 微生物代謝   微生物の特徴に引き続き、代謝について理解する 6. 人間生活と微生物-醸造-   醸造について,製造法について理解する 7. 人間生活と微生物-発酵飲食品-   発酵飲食品に関して,製造法について理解する 8. 人間生活と微生物-有機酸とアミノ酸-   有機酸やアミノ酸について,製造法について理解する 9. ヒトと微生物の関わり-抗生物質-   抗生物質の種類,その特性について理解する 10. ヒトと微生物の関わり-病原性-   病気と微生物について理解する 11. 微生物の利用-糖類-   微生物利用の生産例を理解する 12. 微生物の利用-タンパク質と酵素-   微生物利用したタンパク質や酵素の生産例を理解する 13. 微生物の利用-環境保全-   微生物を利用した環境保全について理解する 14. 微生物工学   バイオテクノロジーについて理解する。 15. 学習成果の確認(試験)
  準備学習として復習が重要である。 前回の授業内容を予め把握して,次の授業に臨んでほしい。 
- <成績評価方法>
 
- 授業にきちんと出席することを成績評価の前提とし,定期試験で成績を評価する。60点以上の者に単位を認める。
 
- <教科書>
 
- 指定教科書なし。
 必要資料は授業時間中に配布する。 
- <参考書>
 
- 微生物学 入門編 R.Y.スタニエ 他共著 高橋 甫 他共訳 (培風館)
 応用微生物学 改訂版 村尾澤夫・荒井基夫 共編 (培風館) 授業時間中に紹介する 
- <オフィスアワー>
 
- 木曜日(後期) 午後より午後6時まで
 常駐場所が八王子校舎のため、新宿校舎で面談希望の場合は、 あらかじめE-mailまたは電話で予約することが望ましい。 E-mail: bt11532@ns.kogakuin.ac.jp; 内線番号:3371 
- <学生へのメッセージ>
 
- 生物が持つ共通の仕組み,そして固有の仕組みを理解することで,まだ見ぬ微生物の無限の可能性への知識を広げてほしい。一方で,共生と病原性についての理解も深めてほしい。
 
 
 
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。 
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved. | 
 
 
 |