2015年度工学院大学 第1部応用化学科
創薬化学(Medicinal Chemistry)[2C20]
2単位 松野 研司 教授
- <授業のねらい>
- 医薬品創製のカギを握る創薬化学の基礎知識を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 2年次までの有機化学と生化学の知識が必要となりますので、これらを充分に修得した上で授業に臨んでください。
- <具体的な到達目標>
- ●創薬研究の流れについて説明できる。
●医薬品に求められる基本的特性について説明できる。 ●医薬品構造と薬理活性を関連させて説明できる。 ●創薬化学における知的財産権について説明できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.医薬品創製の歴史
2.創薬研究の流れ 3.創薬における標的分子 4.リード化合物創出の方法論 5.医薬品に求められるADMETの特性 6.医薬品の構造 7.創薬化学における構造生物学 8.プロセス化学 9.知的財産権 10.創薬化学の実例1(高血圧治療薬) 11.創薬化学の実例2(高脂血漿治療薬) 12.創薬化学の実例3(抗がん剤1) 13.創薬化学の実例4(抗がん剤2) 14.創薬化学の実例5(糖尿病治療薬) 15.学習成果の確認(試験) 16.学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 期末試験の成績が60点以上の者に対して単位を認定する。
- <教科書>
- 創薬化学(長野哲雄・夏苅英昭・原博、東京化学同人)
- <参考書>
- 化学構造と薬理作用(柴武ウ勝ら、廣川書店)
創薬科学・医薬化学(橘高敦史、化学同人)
- <オフィスアワー>
- いつでもどうぞ(ただし、在室していても対応できない時もあるため、電話またはe-mailで都合を確認するのが望ましい)。
- <学生へのメッセージ>
- 医薬品の研究開発に携わりたい人には必聴の講義です。
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