2015年度工学院大学 第1部応用化学科

創薬化学(Medicinal Chemistry)[2C20]

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2単位
松野 研司 教授  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
医薬品創製のカギを握る創薬化学の基礎知識を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
2年次までの有機化学と生化学の知識が必要となりますので、これらを充分に修得した上で授業に臨んでください。

<具体的な到達目標>
●創薬研究の流れについて説明できる。
●医薬品に求められる基本的特性について説明できる。
●医薬品構造と薬理活性を関連させて説明できる。
●創薬化学における知的財産権について説明できる。

<授業計画及び準備学習>
1.医薬品創製の歴史
2.創薬研究の流れ
3.創薬における標的分子
4.リード化合物創出の方法論
5.医薬品に求められるADMETの特性
6.医薬品の構造
7.創薬化学における構造生物学
8.プロセス化学
9.知的財産権
10.創薬化学の実例1(高血圧治療薬)
11.創薬化学の実例2(高脂血漿治療薬)
12.創薬化学の実例3(抗がん剤1)
13.創薬化学の実例4(抗がん剤2)
14.創薬化学の実例5(糖尿病治療薬)
15.学習成果の確認(試験)
16.学習内容の振り返り

<成績評価方法>
期末試験の成績が60点以上の者に対して単位を認定する。

<教科書>
創薬化学(長野哲雄・夏苅英昭・原博、東京化学同人)

<参考書>
化学構造と薬理作用(柴武ウ勝ら、廣川書店)
創薬科学・医薬化学(橘高敦史、化学同人)

<オフィスアワー>
いつでもどうぞ(ただし、在室していても対応できない時もあるため、電話またはe-mailで都合を確認するのが望ましい)。

<学生へのメッセージ>
医薬品の研究開発に携わりたい人には必聴の講義です。


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