2015年度工学院大学 第1部応用化学科

有機化学実験(Organic Chemistry Laboratory)[3266]

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2単位
川井 忠智 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
松野 研司 教授  
山口 和男 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
基礎的な単位操作および合成実験を行ない,有機化学実験の基本を修得する。

<受講にあたっての前提条件>
化学基礎実験で学んだ実験室での振舞いや器具の扱い方を修得していること。

<具体的な到達目標>
蒸留装置,反応装置などの組み立て方法を修得する。使用する化学薬品および合成した生成物の性質を把握する。効率よく目的物を合成する。 種々の精製方法を修得する。

<授業計画及び準備学習>
1. 有機化学実験のガイダンスおよび実験器具の確認
2. 抽出操作による物質の分離
3. 酢酸ペンチルの合成
4. 機器分析について
5. ニトロベンゼンからアニリンの合成
6. 反応機構の理解
7. アセチル化と再結晶
8. 融点測定
9. バルビツール酸誘導体の合成(1)プロパノールの臭素化
10. バルビツール酸誘導体の合成(2)マロン酸ジエチルのアルキル化
11. バルビツール酸誘導体の合成(3)減圧蒸留
12. バルビツール酸誘導体の合成(4)薬理の解説等
13. 環化反応と再結晶・融点測定
14. クロマトグラフィーによる色素の分離
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
単位取得には初回のガイダンスに出席することが必須である。また、実験系科目は全回出席が基本である。小テストを毎回行い、評価に用いる。実験技術(態度)、小テストおよび定期試験(実験内容の理解)を総合的に判断し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
各自キューポートを参照し、ダウンロードすること。

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
授業前後

<学生へのメッセージ>
実験室内では常に危険防止に注意し,安全メガネ(またはメガネ)をかけること。実験前講義において居眠りをしている者は安全上の理由から実験をさせないこともある。安全に実験を行うためにも実験前日は十分な睡眠をとるようにすること。


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