2015年度工学院大学 第1部応用化学科
○物理学II(Physics II)[3172]
2単位 小麦 真也 准教授
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 物理学Iおよび物理学IIでは、物理学の基礎となる力学・電磁気学・熱力学について学ぶ。また、これらの学習を通じて、現実に起こる自然現象をどのようにモデル化し、数学的な方法を用いて記述していくかということを系統的に学び、後の工学系の専門科目を学習する際の基礎を築く。
- <受講にあたっての前提条件>
- 物理学Iの受講を前提とする
- <具体的な到達目標>
- 物理学IIでは、特に熱力学・電磁気学を中心とした内容を学習し、以下のような事項の達成を目標とする。
1.熱力学の考え方と基本法則を理解し、説明できるようになる 2.気体の状態変化について理解し、PV図の扱いや熱機関の効率の計算ができるようになる 3.電磁気学の学習を通じて場の概念を理解し、説明できるようになる 4.静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる 5.時間変化する電磁場の性質を理解し、説明できるようになる
- <授業計画及び準備学習>
- 熱力学:
第1回 熱力学の成り立ち、温度と熱 第2回 気体の状態方程式 第3回 気体分子運動論と内部エネルギー 第4回 熱力学第1法則 第5回 気体の状態変化 第6回 熱サイクルと熱力学第2法則 第7回 エントロピー 電磁気学: 第8回 電荷同士に働く力と静電場 第9回 電気力線とガウスの法則 第10回 電位と静電エネルギー 第11回 電流と磁場 第12回 ビオ・サバールの法則 第13回 電磁誘導、磁場のエネルギー 第14回 マクスウェル方程式 第15回 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法>
- 適宜レポート課題を出し、期末試験を行う。レポート課題40点分、期末試験を60点として、合計点で評価する。
- <教科書>
- 「理工系物理学講義(改訂版)」加藤潔(培風館)
- <参考書>
- 特に指定しないが、何冊か見比べて自分にとってもっとも平易なものを一通り読んでみる事を勧める。
- <オフィスアワー>
- 火曜日4、5限および水曜日2限、金曜日5限の時間帯。できればメールで事前に予約する事。1S-327に直接来てください。
- <学生へのメッセージ>
- 授業では基礎的な事項の説明の他に必要に応じて問題の演習も行う。理解できなかった場合はそのままにせず、かならずメールで質問するか直接1S-327に来て質問すること(試験直前に質問しても対応できない場合が多い)。
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