2015年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△近代科学の成立(Origin of Modern Sciences)[4D13]
2単位 林 真理 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- この授業は「古代(紀元前)から近代(17,8世紀)までの(西洋を中心とする)世界史」について、「科学の歴史」を中心として学び直すものです。
私たちがよく知っている科学=理科が、いつごろどのようにして成立したのかということを学びます。単に科学者の努力のみによってではなく、その時代の社会や思想と密接に関連して科学が成立していることが特に重要です。また、そういった歴史的な知識を通じて、現代の科学技術文明のあり方を考え直すことも授業のねらいになります。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にありませんが、あえて言えば高等学校から大学1年生で学ぶ、数学・物理・化学の基礎知識が必要です。
- <具体的な到達目標>
- 学とは何かについてのいくつかの基本的な見方、考え方を理解し、表現できる。
近代科学史上の重要なできごとについて、知識に基づいて説明できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 授業計画
1. 歴史的な視点と科学 2. 科学とは何だろうか? 3. 古代ギリシアにおける科学の成立(1):自然への問の登場 4. 古代ギリシアにおける科学の成立(2):数学的方法の登場 5. 古代ギリシアにおける科学の成立(3):宇宙論の登場 6. 古代ギリシアにおける科学の成立(4):物質理論の登場 7. 近代西欧における科学の成立(1):新しい宇宙観 8. 近代西欧における科学の成立(2):新しい自然観 9. 近代西欧における科学の成立(3):新しい知識観 10. 近代西欧における科学の成立(4):新しい科学方法論 11. 近代西欧における科学の成立(5):新しい宇宙論 12. 近代西欧における科学の成立(6):新しい物質理論 13. 近代科学から科学技術へ 14. 近代科学と日本 15. 成果の確認(試験) 準備学習 授業のノート、プリントを復習して次回の授業に備える。試験においては、全範囲をしっかり復習しておかないと合格点をとることは困難である。
- <成績評価方法>
- リアクションペーパーによる平常点(20%)、レポート(30%)、試験(50%)によって評価します。
- <教科書>
- なし。電子教材を配布します。
- <参考書>
- 授業中に指示します。
- <オフィスアワー>
- 前期は月曜2限(10:40-12:10)、後期は木曜5限(16:20-17:50)。新宿キャンパス27F2714室。それ以外の時間を希望する場合はft12153@(以下皆さんと同じ)宛メールで問い合わせて下さい。
- <学生へのメッセージ>
- すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。
- <参考ホームページアドレス>
- http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/ (前学期までの授業アンケート結果やそれに対するコメントを公表しています。)
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2015 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|