2015年度工学院大学 第1部機械システム工学科

信頼性工学(Reliability Problem in Engineering)[4B09]

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2単位
越水 重臣 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
今後,ニーズがますます増大する信頼性工学について,機械技術者として必要な基礎知識と機械工業での応用例を身につける.

<受講にあたっての前提条件>
確率統計に関する知識を有することが望ましい.

<具体的な到達目標>
以下に具体的な達成目標を示す.
(1)信頼性、保全性、安全性の考え方全般を理解する.
(2)ワイブル解析など,統計的手法を理解する.
(3)FMEA,FTA,R−Mapなど信頼性・安全性の解析手法を理解する.
(4)信頼性設計,安全性設計を理解する.
(JABEE学習・教育到達目標)
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標)D:◎

<授業計画及び準備学習>
1.信頼性、保全性、安全性の意味、信頼性設計
2.信頼度、MTTF, MTBF,バスタブ曲線、故障のタイプ
3.ワイブル解析による故障タイプの判別
4.偶発故障期(指数分布)における信頼性
5.信頼性モデル、直列系、並列系
6.保全性とアベイラビリティ
7.FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)
8.FMEAの演習
9.FTA(Fault Tree Analysis)
10.FTAの演習
11.FT図の修正と最小カットセット
12.リスクアセスメント
13.安全性設計
14.人間信頼性、ヒューマンエラー
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法>
演習問題と試験の結果を以下のように重み付けして合計し、60点以上を合格とします.
1. 試験の成績(重み=0.8) 
2. 授業内で実施・提出する演習問題の平均(重み=0.2)

<教科書>
教科書指定なし、講義資料を配布する

<参考書>
真壁 肇編;信頼性工学入門,日本規格協会
柚原 直弘;ヒューマンエラーと機械・システム設計,講談社
松本 浩二;R-Mapとリスクアセスメント 基本編,日科技連

<オフィスアワー>
授業が始まる前や終わった後など随時

<学生へのメッセージ>
授業中に演習を実施するため、電卓を持参すること


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