2015年度工学院大学 第1部機械システム工学科
○工業力学及演習II(Engineering Mechanics and Exercise II)[6362]
3単位 小林 光男 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 工業力学は2年次以降で学ぶ力学系専門科目(材料力学・機械力学・流体力学など)の基礎となる、最も基本的な科目の一つである。剛体の運動,摩擦,仕事とエネルギー,運動量と力積,振動を理解することにより,これらを応用する能力と自然科学的な思考方法を身につける事を目的とする.授業形態は講義と演習を交互に行う.
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校で学んだ数学・物理を復習しておくことが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- ・剛体の運動について計算できる.
・摩擦,仕事およびエネルギーについて計算できる. ・運動量と力積について計算できる. ・単振動について計算できる. (JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標)D1:◎、D2:〇 (JABEE基本キーワード)物理系 (JABEE個別キーワード)質点の力学、剛体の力学、系のモデル化
- <授業計画及び準備学習>
- 1.剛体の平面運動,固定軸まわりの回転運動 第1回演習(教科書第6章)
2.慣性モーメント(1) 第2回演習(教科書第6章) 3.慣性モーメント(2) 第3回演習(教科書第6章) 4.剛体の平面運動の方程式 第4回演習(教科書第6章) 5.すべり摩擦,ころがり摩擦 第5回演習(教科書第7章) 6.斜面の摩擦と応用 第6回演習(教科書第7章) 7.軸受けの摩擦,ベルトの摩擦 第7回演習(教科書第7章) 8.前半のまとめ 習熟度確認(中間試験) 9.仕事,エネルギー 第8回演習(教科書第8章) 10.動力,てこ,輪軸,滑車,機械の効率 第9回演習(教科書第8章) 11.運動量と力積,角運動量と角力積 第10回演習(教科書第9章) 12.運動量保存の法則,衝突 第11回演習(教科書第9章) 13.単振動,振り子の振動 第12回演習(教科書第10章) 14.後半のまとめ 習熟度確認(中間試験) 15. 学習成果の確認(期末試験)
- <成績評価方法>
- 成績は中間日と最終日に行う中間試験の高得点結果(ただし、両試験とも受験する必要がある)と期末試験による試験点及び12回行う演習により評価する。演習点が全体評価に占める割合は3割程度である。評価の結果が60点以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標」(D-1)および(D-2)は達成される。
全講義日数の3分の1以上欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない.
- <教科書>
- 詳解 工業力学, 入江敏博 著, 理工学社
- <参考書>
- 希望に応じ紹介する
- <オフィスアワー>
- 土曜日昼休み時間(八王子校舎講師室)
メールでも質問などを受け付ける(at73299@ns.kogakuin.ac.jp)
- <学生へのメッセージ>
- 本科目の内容は慣性モーメント以外高校で習った物理の範囲内であるが、単なる公式の暗記から脱却し、上記目的が達成できるよう努力して欲しい。
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