2015年度工学院大学 第1部機械システム工学科

メカトロニクス基礎演習(Fundamental Exercises in Machatronics)[5208]

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1単位
羽田 靖史 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
桐山 善守 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
メカトロニクス基礎演習では,これから機械システム工学科で学ぶ,機械を「うごかす」ことに関する基礎を学ぶことを目標とする.メカトロニクスは機械をうごかすために欠かせない技術の一つであり,メカニズム,アクチュエータ,電源,センサ,コンピュータの5要素から構成される.機械システム工学科の専門科目では,これらの各要素について専門的に学ぶことになっているが,まずは,本演習でメカトロニクスの基本要素に触れることにより,講義受講時に具体的に学習対象をイメージしながら学ぶことができるようになることが期待される.

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
(JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標との対応)
D3:○E1:◎D2:◎

<授業計画及び準備学習>
講義は2グループに分け実施する.

第1週 メカトロニクスの基礎(合同)
ロボットの製作を通じて機械のメカニズムおよびアクチュエータについて学ぶ
第2週 ロボットハードウェア演習(1)機構の解説
第3週 ロボットハードウェア演習(2)機構の理解
第4週 ロボットハードウェア演習(3)機構図面の作成
第5週 ロボットハードウェア演習(4)機構図面の作成
第6週 ロボットハードウェア演習(5)機構の動作演習
第7週 ロボットハードウェア演習(6)機構の動作確認
第8週 ロボットハードウェア演習(7)レポート提出
ソフトウェア演習を通じてマイクロコンピュータおよびセンサの基礎を学ぶ
第9週 ロボットソフトウェア演習(1)コンピュータの基礎
第10週 ロボットソフトウェア演習(2)C言語の文法
第11週 ロボットソフトウェア演習(3)C言語の利用
第12週 ロボットソフトウェア演習(4)センサとアクチュエータ利用
第13週 ロボットソフトウェア演習(5)プログラム作成
第14週 ロボットソフトウェア演習(6)プログラム作成
第15週 ロボットソフトウェア演習(7)全体発表会、レポート提出

<成績評価方法>
授業中に行うレポ−トを60%程度と、全体発表会の発表を40%程度とする.合格基準は,前者と後者の合計の60%以上である。評価の結果がグレードD(再履修者は60点)以上の場合は、上記「機械システム基礎工学プログラムの学習・教育到達目標」(D、E)は達成される。  全講義日数の3分の1以上欠席した場合は受講放棄と見なし一切の成績評価をしない。

<教科書>
ハンディブックメカトロニクス, 三浦 宏文著(オーム社)

<参考書>
そのほか,参考資料は必要に応じて配布します.

<オフィスアワー>
授業時間のあと対応する。その他の時間であればメールで受け付ける。返事をメールでするか本人に直接するかは適当に判断して対応する。メールアドレスはhad@cc.kogakuin.**.**及びkiriyama@cc.kogakuin.**.**である。


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