2015年度工学院大学 第1部機械システム工学科

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3411]

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2単位
飛松 敬二郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
パソコンの基本ソフトウェアWindows、レポート作成に必須となるワードプロセッサや表計算ソフト、プレゼンテーション用のソフトウェア、ホームページの作成、文書処理ソフトウェアLaTeXなどパソコン活用術を体験的に学習するとともに、情報の表現方法、コンピュータのハードウェア、ソフトウェア、コンピュータネットワークの基礎知識、および情報倫理について学ぶ。
JABEE学習・教育目標
「機械システム基礎工学プログラム」:(C)C-2 ◎

<受講にあたっての前提条件>
本科目では情報処理の入門的な内容を扱う。特に大学レベルの基礎知識は必要としない。

<具体的な到達目標>
情報倫理

○コンピュータのIDとパスワードの管理方法を心得ており、それを実践することができる。
○情報通信技術を利用する典型的事例が倫理的に適切か否か、善いか悪いか判断できる知識がある。
情報処理入門

○情報の表現方法や単位の意味が分かり、簡単な基数変換の計算ができる。
○コンピュータとネットワークの基本的な事項を理解し、パソコンを活用する知識がある。
○Windowsのファイル操作などの基本的な操作ができる。
○電子メールの利便性、利用上の注意を心得て、利用することができる。
○かな漢字変換の方法を理解し、ワードプロセッサを用いて簡単なレポートを作成できる。
○表計算ソフトウェアを用いて、数式入力やグラフ作成などの基本操作ができる。
○プレゼンテーションについて理解し、プレゼンテーションソフトの基本的な操作ができる。
○HTMLの基本的なタグの意味や役割を理解し、簡単なホームページを制作できる。
○LaTeXの使い方を理解し、数式を含む簡単なレポートを作成できる。
○WWWの情報検索とインターネットの情報の利用についての知識がある。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、IDとパスワード、Windows 7の基本操作、電子メールの操作
準備学習 教科書 第2章の内容を読んでおく。
2.Word (1) 基本事項、文字入力と変換、保存、 編集、表とセル操作、自己紹介レポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.1節〜5.5節の内容を読んでおく。
自己紹介の文章を400文字〜800文字で考えておく。
3.Word (2) 書式設定、印刷、描画・数式オブジェクト、数式を含むレポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.6節〜5.8節の内容を読んでおく。
数学や物理で出てくる公式3つ以上を説明した文を用意する。
4.Excel (1) 画面構成、ワークシート、セル、セル入力・修正・移動・複写、罫線、数式とセルのコピー
準備学習 教科書 第5章 6.1 構成要素、6.2 基本技術 技1〜技16の内容を読んでおく。
5.Excel (2) 数式とオートフィル、セル参照、関数、並べ替え、ランク、レポート作成(円グラフ)
準備学習 教科書 第6章 6.2 基本技術 技17〜技23の内容を読んでおく。
6.Excel (3) 数式、相対参照と絶対参照、関数のグラフ作成、レポート作成(折れ線グラフ、散布図)
準備学習 教科書 第6章 技20〜技23の復習と 6.3節 応用(演習6.2、演習6.3)の内容を読んでおく。
7.Excel (4) 関数描画、数列、級数計算、Wordとの連携、レポート作成(3Dグラフ、折れ線グラフ)
準備学習 教科書 第6章 6.3節 応用(演習6.4、演習6.5、演習6.6)の内容を読んでおく。
8.プレゼンテーションとスライドの作成、具体例、アニメーション、配布資料の印刷
準備学習 教科書 第7章の内容を読んでおく。
9.ウェブページ (1) HTML、要素、タグ、キーワード、リンク、属性
準備学習 教科書 第8章 8.1節-8.4節の内容を読んでおく。
10.ウェブページ (2) スタイルシート、基本セレクタ、classセレクタ、idセレクタ、擬似クラス、divタグ、色指定
準備学習 教科書 第8章 8.5節-8.6節の内容を読んでおく。
11.ウェブページ (3) ボックス要素、イメージファイルの編集、WWWの仕組み、ファイル転送
準備学習 教科書 第8章 8.7節の内容を読んでおく。
ホームページに載せる写真を撮影して持ってくる。ホームページ開設資料を確認しておく。
12.LaTeX (1) ソースファイル、コンパイル、プレビュー、簡単な数式の練習と箇条書き
準備学習 教科書 第9節 9.1-9.7節の内容を読んでおく。
13.LaTeX (2) 文字サイズ、箇条書き、表、数式、レポートの作成
数学や物理で出てくる難しい数式を3つ以上と説明文を用意する。
準備学習 教科書 第9節 9.8-9.10節の内容を読んでおく。
14.情報倫理およびハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの入門的な講義を行う。
準備学習 教科書 第1章コンピュータ入門の内容を読んでおく。
15.学習成果の確認
準備学習 第3章インターネット情報の検索と利用を読んでおく。
情報倫理教材の修了テストおよび授業で配布した演習問題を解いてくる。

<成績評価方法>
おおむね定期試験60%と課題レポート40%の割合で評価する。
Grade D 以上の者に単位を認める。
未提出課題がないようにすること。
単位の取得は授業へ参加することが前提であり、欠席や遅刻は原則として認めない。

<教科書>
教科書:「理工系コンピュータリテラシー MS-Office2013対応」
     工学院大学情報基礎教育運営委員会編(共立出版)
情報倫理教材
   第1章 ネットワーク社会、第2章 ユーザ認証とアカウント、
   第3章 インターネットの基本的な注意点、第4章 セキュリティ対策、
   第5章 ネットワーク社会を取り巻く法律、修了テスト1〜5の実施

情報倫理教材はWebブラウザで次のURLの電子教材を自習する。
https://inavi.ns.kogakuin.ac.jp/coursenavig/service
自分の個人IDでログインして、最初にオンライン学習申込で講義名「情報処理入門」の該当クラスを選択して学習申込をする。
その後は講義タブの「情報処理入門」の「INFOSS情報倫理」の学習教材で自習する。学習終了後、修了テスト1〜5を実施する。学習状況は教員が確認する。

<参考書>
指定参考書はなし。

<オフィスアワー>
水曜3時限
場所:15号館地階 情報科学研究教育センター 準備室
飛松(ct10519 [at] ns.kogakuin.ac.jp)までメールで連絡してください。

<学生へのメッセージ>
本科目の内容は多岐に亘り、その内容は教科書に詳しく書かれています。教科書を熟読してください。
情報倫理とコンピュータリテラシーは現代人にとって必須です。情報化社会に対応できる知識、技能、マナーを身に付け、卒業研究にコンピュータを役立てられるように基礎をしっかり学んでください。

<参考ホームページアドレス>
工学院大学情報基礎教育のウェブサイト(学内参照のみ) http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~wwgt017


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