2015年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース

CAD/CAM演習(k)[4B03]

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2単位
何  建梅 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
産業界ではコンカレントエンジニアリングの採用が興盛になって来ているが、この中心的役割をなすのがCAD/CAM/CAE(Computer Aided Design,Computer Aided Manufacturing,Computer Aided Engineering)である。この授業では3次元CADのモデリングツールを強化しながら、CAEにおいては例課題の強度解析手法、またCAMソフトによる加工シミュレーションのツールを身につけた上、マシーンニングセンターによる実践加工方法までグループ単位で実施することで学習する。皆が自分が設計・制作した成果をアピールするプレゼン能力についても学習する。

<受講にあたっての前提条件>
本科目を履修する前に,「機械基礎演習」「機械製図A・B」を習得したことが前提条件とする。

<具体的な到達目標>
エネルギーおよびデザインをキーワードに体系づけられた教育手法の下で、機械工学の基礎を中心に専門領域までの知識と方法論を習得する。本科目の習得後は,ものづくりの設計から製造まで一連のつながりに関する理解が深められ、デザイン能力の向上が図れる.
(JABEE学習・教育到達目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎
(JABEEキーワード)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」: コンピュータグラフィックス,CAD/CAM/CAE,CADモデリング,設計解析基礎、加工シミュレーション、データインターフェース

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス、コンカレントエンジニアリングの発生・特徴,数学と材力基礎の復習と演習
  準備学習:マトリクス演算、材料力学の基礎
2. 2次元・3次元CAD図形の発生,変換処理法 3次元図形投影の数理基礎,3次元CADツールの演習
  演習課題を課す
3. CADモデルを用いた設計解析手法の概要,3次元CADモデルを用いた解析演習
  レポート演習課題を課す
4.〜9.(14人まで×3グループ分けで2週間ずつ)
  CAMソフトウェアによる加工シミュレーションのツール学習とマシンニーング機械による操作方法の学習,3次元CADモデリングとモデル解析の高度化演習およびレポート作成・提出
10.〜14.(4人までのグループ分けによる実施) 
  最終課題の自由創造設定(グループ),CADによるモデル形状・寸法の設計・解析およびレポート作成,グループ実作モデルの決定,CAMソフトによる加工プログラムの作成、切削マシンによる実作,実作結果のグループ発表資料準備
15. 学習成果の確認(最終発表)と評価

<成績評価方法>
演習科目であるため、CAD演習課題の提出と出席で50%,CAE解析レポートは20%,CAM実習と最終プレゼン発表結果30%, 合計60点以上の者に単位を認める.

<教科書>
指定する教科書がなし。

<参考書>
多数出版されているが,出来るだけ基礎的な事項を扱っている書籍がよい。
例:「CAD/CAM/CAE入門」:雨宮好文監修, 安田仁彦著(オーム社)

<オフィスアワー>
授業後30分 新宿17F 1718室(機械設計研究室1)、メールによる連絡も可。
email: at13148@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
コンカレントエンジニアリングの採用が興盛になって来ている産業界に適応するために,CAD/CAM/CAEの基礎知識をきちんと学習すると即戦力が身に付けることになる.


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