2015年度工学院大学 第1部機械工学科

化学II(Chemistry II)[3362]

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2単位
司  英隆 非常勤講師  
最終更新日 : 2016/01/21

<授業のねらい>
機械工学の分野で使用されている化学製品の性質,製造方法,用途等を理解し,適切な材料を選択できるような能力を身に付けることができる。また,これらの材料を製造,使用した時の環境への影響とその対策についても理解できる。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
1 プラスチックスとは何かを知り,その利用法について理解することができる。
2 シェールガスやメタンハイドレートなどの性質とその利用法などについて理解することができる。
3 製造する者の環境への責任について理解することができる。

JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:D-1◎

<授業計画及び準備学習>
1.「無機材料の化学(1)」セラミックス,ファインセラミックス
      準備学習:教科書の14.1を読んでおく。
 2.「無機材料の化学(2)」バイオセラミックス,アモルファス合金
      準備学習:教科書の14.2及び14.3を読んでおく。
 3.「無機材料の化学(3)」水素吸蔵合金,太陽電池
      準備学習:教科書の14.4及び14.5を読んでおく。
 4.「有機材料の化学(1)」新しいエネルギー源とその貯蔵
      準備学習:風力発電の利点,欠点,メタンハイドレートについて調べておく。
 5.「有機材料の化学(2)」新しいエネルギーの利用
      準備学習:燃料電池のメカニズムについて調べておく。
 6.「有機材料の化学(3)」合成樹脂概論
      準備学習:教科書の15・1および15・2を読んでおく。      
 7.「有機材料の化学(4)」合成樹脂各論
      準備学習:教科書の15・3を読んでおく。
 8.「有機材料の化学(5)」エンジニアリングプラスチックとは何か。
      準備学習:教科書の15・4・1〜15・4・3を読んでおく。
 9.「有機材料の化学(6)」エンジニアリングプラスチック各論
      準備学習:教科書の15・4・3を読んでおく。
10.「有機材料の化学(7)」複合材料
      準備学習:教科書の16章を読んでおく。
11.「環境の化学(1)」生態系と物質の循環
      準備学習:教科書の13・1を読み,生物濃縮について調べておく。
12.「環境の化学(2)」大気の汚染とその対策
      準備学習:教科書の13・2を読んでおく。
13.「環境の化学(3)」水質の汚染とその対策
      準備学習:教科書の13・3を読んでおく。
14.「環境の化学(4)」土壌の汚染とその対策
      準備学習:教科書の13・4を読み,ダイオキシン,PCBについて調べておく。
15.「学習成果の確認(試験)」

<成績評価方法>
最終回に行う試験を100点満点とし,得点が60点以上の者を合格とする。ただし,出席すべき日数の1/2以上欠席した学生は,履修放棄とみなし成績評価を行わない。また,授業中,他の学生に対して著しい迷惑行為を繰り返して行った者も履修放棄とみなし成績評価を行わない。

「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育到達目標D-1は,上記の評価基準を満たせば達成される。

<教科書>
成澤好男,渡部正利著, 「新課程 一般化学」(産業図書)

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
日時:授業のある日の水曜日,12時30分〜13時10分,
場所:講師控室


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