2015年度工学院大学 第1部機械工学科

工業数学A(Engineering Mathematics A)[2161]

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2単位
橋本 成広 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
金野 祥久 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
工学の基本となる数学を,微分方程式の解法と数値計算法の2つの観点から理解する.微分方程式は,時間とともに変動するシステムの分析に欠かすことのできない分析手法の一つである。数値計算法は,プログラミングに対する考え方を与える.
<微分方程式>
1階常微分方程式 (変数分離形,同次形,一階線形微分方程式,完全微分形,積分因子)を理解し,解法を身につける.本科目を履修する前に「数学I」,「数学II」,「数学演習I」,「数学演習II」 を履修しておくこと。また、本科目の内容は、動きのあるものすべてに適用可能なので多くの専門科目の基礎になっている。 とくに、3年後期に開講する 「制御工学」では、微分方程式と線形代数学の知識を必要とするので注意してほしい。
<数値計算法>
1. 計算機による数の表現とその限界(誤差)について理解する。
2. 実験値など飛び飛びのデータから、必要なデータを内外挿によって推測する方法を学ぶ。
3. 解析的には積分できない関数やデータを数値的に積分する方法を理解し、使えるようになる。
4. 線型方程式(連立1次方程式)の解法を理解し、使えるようになる。
5. 解析的には求めづらい非線形代数方程式の根を、数値計算によって求める方法を学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
本科目を履修する前に、「数学I」、「数学II」により微分積分学を習得しておくこと.

<具体的な到達目標>
1. 1階常微分方程式 (変数分離形,同次形, 一階線形微分方程式)を理解し,解法できること.
2. 1階常微分方程式 (完全微分形,積分因子)を理解し,解法できること.
3. 計算機アーキテクチャ―計算機の数体系と誤差を理解し,解法できること.
4. データ解析(1)―データの内挿(補間)と外挿方法を理解し,解法できること.
5. 数値積分法の基礎、補間型積分則を理解し,解法できること.
(JABEE学習・教育到達目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:D(◎)

<授業計画及び準備学習>
講義は受講登録者を2グループに分け,7回ごとに内容(微分方程式と数値計算法)を並行して行い,7回ごとで入れ替えて行う.
<微分方程式>
1. 微分方程式とは(高校数学の復習)
2. 1階常微分方程式 (変数分離形,同次形,)
3. 1階常微分方程式 (一階線形微分方程式)
4. 1階常微分方程式 (完全微分形)
5. 1階線形微分方程式 (完全微分形 積分因子)
6. 2階線形微分方程式 (同次2階分方程式)
7. 中間テストあるいは期末テスト
<数値計算法>
8. 授業の進め方のガイダンス、数値計算法を学ぶ意義
9. 計算機アーキテクチャ―計算機の数体系と誤差(電子教材により予習・テキストの練習問題で復習する)
10. データ解析(1)―データの内挿(補間)方法(電子教材により予習・テキストの練習問題で復習する)
11. データ解析(2)―データの内挿と外挿(電子教材により予習・テキストの練習問題で復習する)
12. データ解析のまとめと演習(演習問題により復習する)
13. 数値計算(1)―数値積分法の基礎、補間型積分則(電子教材により予習・テキストの練習問題で復習する)
14. 中間テストあるいは期末テスト

15. 授業内容の振り返り

<成績評価方法>
授業中の演習20%+中間試験40%,期末試験40%により成績を評価し、総合点60点以上を合格とする。

<教科書>
微分方程式:「すぐわかる微分方程式」石村園子著(東京図書)
数値計算法:配布プリントを用いる

<参考書>
「計算力をつける微分方程式」藤田育嗣,間田潤著(内田老鶴圃)
「生体機械工学入門」橋本成広著(コロナ社)

<オフィスアワー>
<微分方程式>橋本成広 
八王子:火曜日5時間目:教員室
新宿:木曜日14:00-15:00:教員室
その他、授業の前後に教室か教員室で対応。
shashimoto@cc.kogakuin.ac.jp
<数値計算法>金野祥久
火曜日 16:40〜18:00 八王子校舎8号館203室
水曜日 18:10〜18:30 (後期のみ) 八王子校舎8号館8-203室
これ以外の時間帯の質問、及びメールでの質問などは、以下のメールアドレスまで。
konno@researchers.jp

<学生へのメッセージ>
微分方程式は,数学の知識(特に微分学,積分学)を必要とすることと抽象的にものごとを考えられる能力を必要とするので1年次の基礎的な数学をきちんと学習してほしい。また、適当な参考書や問題集を利用し普段から沢山練習するように心がけることが大切である。
数値計算法の最も具体的な目標は「具体的な数値を求める」ことで、そのための技術をこの授業で学びます。授業中に演習を課しますので、実際に具体的な値を求めることに挑戦してください。

<参考ホームページアドレス>
http://www.mech.kogakuin.ac.jp/labs/bio/, http://fluid.mech.kogakuin.ac.jp


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