2015年度工学院大学 第1部機械工学科
○数学演習II(Exercises in Mathematics II)[2306]
1単位 平塚 将起 助教
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 多変数関数の微分積分に関する基礎的な演習を行う。
様々な具体的な関数に対して微分積分の計算ができるようになることを目標とする。
(JABEE学習・教育到達目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎
- <受講にあたっての前提条件>
- 前提となる基礎知識は数学Iおよび数学演習I。これらの科目の未修得学生は、各再履修クラスを受講すること。併せて、授業中、基礎講座(数学)への受講を促すこともあります。
本科目の知識は、多くの力学系専門科目および数学系専門基礎科目で必要とされる。
- <具体的な到達目標>
- 具体的には、様々な多変数関数の微分および積分の計算ができる能力の獲得を目指す。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. [関数の偏微分]偏微分とは
【予習:シラバスを確認すること。復習:前期・数学Iの教科書を整理しておくこと。】 2. [関数の偏微分]偏微分の計算 【以後、予習:シラバスを確認すること。該当する項目を、数学IIの教科書・資料・ノートで確認すること。 復習:返却された答案を確認すること。特に、不正解問題を再度解くこと。】 3. [関数の偏微分]合成関数の偏微分 4. [関数の偏微分]全微分と近似計算 5. [偏微分の応用]多変数関数の極大極小 6. [偏微分の応用]極大極小の応用 7. [関数の多重積分]2重積分とは 8. [中間試験]中間試験 9. [関数の多重積分]2重積分の計算 10.[関数の多重積分]積分順序の交換 11.[関数の多重積分]極座標による積分 12.[関数の多重積分]多重積分の変数変換 13.[多重積分の応用]多重積分の応用(1) 14.[多重積分の応用]多重積分の応用(2) 15.[定期試験]期末試験【予習:総復習。復習:自己採点。】
- <成績評価方法>
- 演習問題に対する解答および理解度の状況を50%と定期試験を50%として成績を評価する。Grade D以上を合格とする。
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」の学習・教育目標(D) の一部は、上記の評価基準を満たせば、達成される。
- <教科書>
- 特に定めない。(指定教科書なし。)演習問題を授業中に配付する。
- <参考書>
- 授業中に紹介する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後,及び火曜日10:00〜11:00(八王子8号館202)
上記時間以外でも随時面談可.連絡先:hiratsuka@cc.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 私達は、時間(t)と3次元空間(x,y,z)で生活しています。故に、多変数関数を扱うことが必要となります。よって、数学演習IIの知識は、機械工学科の多くの力学系専門科目に必要とされます。しっかりと身につけて下さい。“時間とやる気があれば必ずできます”。
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