2015年度工学院大学 第1部機械工学科

くらしと健康の科学(Science for Life and Health)[1116]

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2単位
桂 良寛 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2016/01/21

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本授業では「健康」をテーマとし、身体の健康が運動やスポーツの場のみならず、日常生活や仕事を行う際にも重要であることを理解する。「健康」を学ぶことは「身体の教養づくり」であり、学生生活でこれらを学ぶことで、将来、健康とは無関係に見える仕事場や環境におかれても、活力あふれる行動ができるようになり、社会に貢献できる人材が育成されることが期待できる。

<受講にあたっての前提条件>
受講中は私語をしない、携帯等の電子機器は使用しない等、最低限のマナーを守ること。

<具体的な到達目標>
学生が自身の健康や運動に興味を抱き、日常生活での運動習慣や食習慣の見直しや改善を、積極的に行えるようになること。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス
 本講義の概要、ねらい、授業方法、成績評価方法などを確認する。
2.社会と健康1
 健康状態はどのように判定されるかを、健康と体力との関連や健康の定義、健康指標等から解説する。
3.社会と健康2:生活習慣病
 生活習慣病が社会生活に及ぼす影響や、発生起序等について解説する。
4.社会と健康3:メタボリックシンドローム
 近年問題視されているメタボリックシンドロームについて、評価方法の実践と解説を行う。
5.社会と健康4:運動の効果
 日常生活や社会生活で、運動がいかに重要であるかを運動生理学的側面から解説する。
6.社会と健康5: 運動実践への動機づくり
 行動パターン分析・国民性を考慮した運動の習慣づけの方針について解説する。
7.社会と健康6:言語的知能と社会的知能
 社会生活における行動分析・コミュニケーション能力の向上・観察力、洞察力の重要性を解説する。
8.社会と健康7:オリンピックの歴史
 オリンピックの起源や、世界的なスポーツの祭典になった経緯等について解説する。
9.社会と健康8:脊柱機能検査
 腰痛が社会生活に与える影響と、個人の脊柱機能検査を実践する。
10.社会と健康9:笑いと健康
 「笑い」が身体や社会生活に与える影響を、吉本興業の新喜劇や漫才と体操教室を軸に解説する。
11.社会と健康10:免疫
 身体の免疫機能について解説する。
12.社会と健康11:老化に伴う身体機能の変化
 加齢による身体機能の変化を中心に、高齢化社会における問題や、若者の社会での役割等について解説する。
13.社会と健康12:運動と栄養
 社会生活に必要な栄養の重要性について、糖質、脂質、たんぱく質等の栄養素の役割や、効率的な摂取方法などを軸に解説する。
14.社会と健康:総復習とまとめ
 これまでの学習内容を総合的にふりかえり、ポイントを整理する。
15.学習成果の確認(試験)
※レポート課題は、提出後に返却はしない。

<成績評価方法>
出席を30%、各授業時に提出を求める小レポートや小テストおよび課題レポートの評価を20%、最終回に実施する試験の評価を50%で総合評価し、60/100点以上を合格とする。2015年度入学の1年生については、GradeD以上の者に単位を認める。

<教科書>
なし。適宜必要な資料を配布する。

<参考書>
なし。適宜必要な資料を配布する。

<オフィスアワー>
八王子校舎は月・水に保健体育科事務室へ連絡のこと。

<学生へのメッセージ>
健康を知ることは、これからの人生を豊かにする糧となります。一緒に楽しみながら学んでいきましょう。

<備 考>
授業計画は目安であり、状況に応じて予定を変更することがあるので承知してほしい。


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