2014年度工学院大学 学芸員課程科目
博物館展示論(Display for Museum)[8023]
2単位 三田 良美 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 博物館来館者と学芸員の共有の場である展覧会における展示について、その意義や思想、視覚的効果、具体的な手法などから総合的に学ぶ。また、あらゆる展示の事例を通して、博物館展示の現状と今後について考察する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 学芸員課程に登録していること。
- <具体的な到達目標>
- 展示の歴史や具体例はさることながら、学芸員がどのようにして展示を組み立てていくのか、その実際を理解する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1日目 ガイダンス、博物館展示の歴史とその概念
※講義終了後の課題レポートについて説明します
2日目 展示の種類、形態
3日目 展示計画と実際
4日目 資料保存と展示
5日目 展示空間の形成
6日目 博物館展示の今後と課題、まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 出席状況と講義への積極的な発言=20点
講義内で指示するリアクションペーパーの提出(3回程度実施予定)=30点 講義終了後の課題レポート=50点 合計100点満点とし、評価することとします。 リアクションペーパーの内容や課題レポートの詳細は講義内で説明しますが、たとえ長文であったとしても設問の意図を理解していない場合は評価できないので、十分に注意してください。
- <教科書>
- 特にありません。
- <参考書>
- 君塚仁彦、名児耶明編『現代に生きる博物館』有斐閣ブックス、2012年
大堀哲、水嶋英治編著『博物館学2 博物館展示論 博物館教育論』学文社、2012年 日本展示学会出版事業委員会編『展示論-博物館の展示をつくる』雄山閣、2010年 など
- <オフィスアワー>
- 講義前後
- <学生へのメッセージ>
- 日頃から、ジャンルや規模を問わず様々な展示を、ただ漠然とではなく展示意図や空間演出などに意識を傾けながら鑑賞するように心がけてください。
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