2014年度工学院大学 学芸員課程科目
△博物館概論(Museology)[8011]
2単位 牛島 薫 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 博物館の使命、機能、特性をあきらかにし、今日の博物館を設立・運営するための基本事項について論じ、考察する。さらに、学芸員資格を目指すのみならず、工学系学生が博物館学を履修する意味を考える。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- 博物館の歴史、文化的意義および経営、運営等について、原理的、技術的問題について広く論じ、博物館についての理解を深める。もって、学芸員資格取得のための単位とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 「博物館学とは?また、学芸員になるには?」
「博物館の歴史から、博物館とは何かを考える(古代編)」
「博物館の歴史から、博物館とは何かを考える(近代編)」
「博物館の歴史から、博物館とは何かを考える(現代編)」
「博物館の歴史から、博物館とは何かを考える(日本編)」
「博物館の組織から、博物館の機能そして学芸員とは何か、を考える(小レポート:任意の博物館1館の組織を調べてまとめる)」
「博物館における調査、研究とは何か(小レポート:学芸員の研究観について感想を書く)」
「展示とは何かを考える、展示評価とは?」
「科学館は、どのような資料を収集すべきか?」
「博物館における教育とは、どのような性格を持つことが望ましいか?」
科学系博物館見学「博物館における展示批評」 科学系博物館見学「博物館における教育活動の実際」 (小レポート:見学した科学博物館における展示の感想もしくは教育活動についての感想)
「博物館および特別展をつくるには」
「近年求められる博物館とは?博物館経営とその評価」 (最終レポートの提出)
- <成績評価方法及び水準>
- 授業における考察等の取り組みと小レポート(60%)および課題テーマに基づく最終レポート(40%)によって行なう。
- <教科書>
- 指定なし
- <参考書>
- 新時代の博物館学(芙蓉書房出版)他、講義の中で紹介する。
- <オフィスアワー>
- 質問等についてはメールで受け付ける。
- <学生へのメッセージ>
- 特に、科学系博物館見学「展示批評」「博物館教育の実際」の授業に関しては、科学館を訪問して現地で行なう(日曜日の半日を2講義扱いとする)。授業内容はその日程によって変更の可能性あり。
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