2014年度工学院大学 教職課程科目

技術教育の研究A(Study of Industrial Arts A)[9241]

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4単位
雑賀  高 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
尾高  進 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
技術の教育はモノを介して人と人との関係をより深く理解し、人格の形成に大きく関わっている。この授業では、中学校における技術科教育を中心に、その教育目的、到達目標、学力、教材づくりの論理などの基礎的なことがらを身につけてもらいたいと考えている。あわせて、授業実践例の検討も行い、技術科教育の授業に対するイメージをもてるようにしたい。

<受講にあたっての前提条件>
特になし。

<具体的な到達目標>
1.技術教育について理解する。
2.普通教育としての技術教育について理解する。
3.指導計画を作成できる。
4.学習過程における生徒個々の学習状況の把握と支援の在り方について理解する。

<授業計画及び準備学習>
1. オリエンテーション
2. 道具か機械か(上)−茶もみ機は道具か機械か−
3. 道具か機械か(下)−道具,機械,装置−
4. 技術って何?−技術のマイ定義−
5. 技術と労働−労働手段体系説−
6. 技術教育の方法
7. 技術科の授業論・学力論−普通教育としての技術教育−
8.技術科の教育目的
9. 技術科の授業設計
10.技術科の教材論
11.学習指導要領とは何か
12.教育における評価の基礎理論
13.学習指導案の発表と検討(1)
14. 学習指導案の発表と検討(2)
15. 前期のまとめ
16. 技術に対する認識の醸成 (1)
17. 技術に対する認識の醸成 (2)
18. エネルギー変換に関する技術
19. 技術教育と環境問題 (1)
20. 技術教育と環境問題 (2)
21. 技術科の授業設計
22. 技術科教材研究の課題 (1)
23. 技術科教材研究の課題 (2)
24. 学習指導案の発表と検討 (1)
25. 学習指導案の発表と検討 (2)
26. 学習指導案の発表と検討 (3)
27. 学習指導案の発表と検討 (4)
28. 学習指導案の発表と検討 (5)
29. 学習指導案の発表と検討 (6)
30. 後期のまとめ

【準備学習】
毎回の授業時に書いてもらう小レポートは,その日の授業の復習ないしは次回の授業の予習的な意図をもっているので,小レポートでは自分の考えをまとめきれなかった点等について考えたり,課題の意図をとらえ直す,関連した文献を探してみる等の学習を求めます.

<成績評価方法及び水準>
授業中に一人1回以上は学習指導案を作成・報告してもらう予定であり、それと試験(年1回の予定)とを総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。ただし、出席状況も考慮する。

<教科書>
河野義顕・大谷良光・田中喜美『技術科の授業を創る―学力への挑戦―』学文社

<参考書>
適宜指定する。

<オフィスアワー>
授業の前後に教室または講師室にて。そのほかはメールで約束の上、対応します。
尾高:odaka@cc.kogakuin.ac.jp
雑賀:saika@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
技術科教育に関する意欲や関心を強く持って授業に出席してください。


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