2014年度工学院大学 教職課程科目
化学(Chemistry)[1607]
2単位 西田 耕治 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 最低限知っておくべき化学の基礎、なかでも原子・分子の成り立ち、基本的な化学結合、代表的な化合物の性質などについて理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特に無し。日本語が理解できればよい。
高校で化学を履修していることが望ましいが、未履修でも理解できるよう解説するので心配しなくてもよい。
- <具体的な到達目標>
- 一般向け科学雑誌などに掲載される化学関連記事が理解できる程度の知識を得ることを目標とする。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 物理量と有効数字
関数電卓を忘れずに持ってくること 第2週 化学の歴史 元素・原子・分子の概念の成立 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第3週 物質の分類 混合物・純物質、単体・化合物、無機物・有機物、同素体 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第4週 原子の構造 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第5週 原子番号と質量数 同位体と元素の定義 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第6週 原子量と物質量 相対質量・同位体存在比・分子量・式量 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第7週 電子殻と電子配置 電子配置と価電子、電子式 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第8週 希ガスの特徴と電子配置 イオンと電子配置、イオンと価数 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第9週 イオン結合と金属結合 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第10週 共有結合 共有電子対と非共有電子対 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第11週 共有結合2 多重結合、構造式と分子式 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第12週 元素の周期律と周期表 メンデレーエフの周期表、周期表と元素の分類 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第13週 水素と希ガス 水素・ヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドン 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第14週 炭素と酸素 準備学習:前回授業の復習およびノート整理をしてくること 第15週 予備日
- <成績評価方法及び水準>
- 期末レポートにより評価を行い60点以上を合格とする。
評価の際に出席点や学年は一切考慮しないので注意すること。
レポートは内容も重要だが、それ以前に提出方法や書式その他の注意事項を厳守することが絶対条件である。提出方法違反や書式違反の場合は内容にかかわらず0点として処理することになるので注意すること。
レポートを評価する主な観点は以下の通り。 1. 授業で説明した基本的な知識が理解できているか 2. 課題の内容を理解し適切な資料を自力で収集しているか 3. 他人が理解可能な文章としてまとめあげられているか
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 授業中に適宜紹介する。
高校の教科書や学習参考書も意外と便利に使えます。
- <オフィスアワー>
- 質問等は授業終了後に教室で。
連絡用のメールアドレスは授業開始後に開示します。
- <学生へのメッセージ>
- 毎回の授業には関数電卓と英和辞典を持ってくること。
「関数電卓について」 最低限、平方根と対数計算(log)ができる機種であること。家電量販店で1200円から4000円程度で売っているものでよいので各自準備しておいてください。また、基本的な使い方も付属のマニュアルなどで確認して練習しておくこと。
「英和辞典について」 電子辞書でも紙の辞書でもどちらでもかまいません。
「期末レポートに備えて」 期末レポートは課題の出題から提出まで一ヶ月位の期間をかけての労作となります。専門書を読みあさり、場合によっては見学に行くなどして資料を収集することから始まり、大量の文章や図表を書くことになりますので覚悟してください。
さらに、詳細は授業中に説明しますが、レポートの提出方法は原則的に電子メールによるものとします。(携帯電話のメールでは提出不可能です) したがってパソコンの使い方、とくにワープロソフト、作図ソフト、表計算ソフト、電子メールソフトの使用方法に習熟していないと著しく不利になります。 本学では「情報処理概論及演習」等のパソコン関係の授業が開講されていますので、それらを積極的に受講して真剣に練習することを強く推奨します。
自宅にパソコンが無い場合でも、レポート作成には学内に用意されている共同利用のパソコンを使用することが可能です。とはいえ経済的に余裕のある人には、これを機会にパソコンの購入および自宅でのインターネットへの接続を検討することを勧めます。自由に使えるパソコンの有無は、今後四年間の各講義や実験・実習を効率よく進める上で「鍵」になるといってもいいほど重要な要素です。 理工系の出身者であるにもかかわらず、社会に出た後で「私、パソコンは使えないんです」などと言おうものなら即座に「使えないヤツ!」という烙印を押されるご時世だということは判りますよね。パソコンの専門家になる必要はありませんが、便利な電子文房具として使いこなす方法を在学中に身につけてください。
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