2014年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科
○建築デザイン演習(Architectural Design Studio)[5C16]
2単位 澤岡 清秀 教授 [ 教員業績 JP EN ] 木下 庸子 教授 [ 教員業績 JP EN ] 飯島 直樹 教授 [ 教員業績 JP EN ] 間下 奈津子 非常勤講師 長尾 亜子 非常勤講師 山岸 綾 非常勤講師 今永 和利 非常勤講師 沢瀬 学 非常勤講師 細谷 功 非常勤講師 筧 淳夫 教授 [ 教員業績 JP EN ] 横田 泰子 特任助教
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 2年までの学習を土台として、建築をより幅広い観点から考えることのできる設計能力を身につける。特に以下の3点に重点をおく。(1)建築を単体として考えるだけではなく、周囲の都市的・地形的状況との関連のなかで設計する。(2)建築の内部空間に自分が身を置いたとき、どのように知覚できるかを想像しながら設計する。(3)建築に与えられたプログラム上の要求条件を手がかりとして設計する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 1年前後期および2年前後期の全設計科目を履修修了していること。
- <具体的な到達目標>
- (1)建築は周囲の都市的・地形的状況との関連のなかで設計しなければならない。建築は都市に何らかのメッセージを発し、都市は建築に様々な影響を与える。都市を観察する中から、その場所にふさわしい建築を構想し、自分の設計する建築が都市をどのように変えていくかを想像できる能力を修得する。
(2)建築はその内部にどのような空間を内包するかが重要である。外観から考えるだけではなく、内部空間に足を踏み入れた時、人がどのような身体感覚を得ることができるか、を常に意識しながら設計をすすめる習慣を身につける。 (3)建築には常にプログラム上の要求条件がある。それは時として制約となるが、また同時にデザインを構想するための有力な手がかりともなる。プログラムを満たしつつ、豊かな空間を構想する能力を身につける。 (4)以上の目標を達するために、自分のアイデアを粘り強く、継続的に発展展開していく設計プロセスを修得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 今年度は、武蔵野市吉祥寺南町、吉祥寺駅と井の頭公園に挟まれた地区を対象にして二つの課題を行う。第1課題は、対象地区内の候補敷地から各自が自分の敷地を選んで、だれでも気楽に立ち寄れ、この地区の魅力を高めるような「ブックカフェ」を設計する。第2課題は、井の頭公園の入り口に近い一角の敷地に「彫刻のための美術館」を設計する。美術館は、こちらから提示する何人かの彫刻家から各自が一人を選び、その彫刻家の作品コレクションを展示する本格的な Museum of Art となるべきプログラムを満たすものとする。
1.第一課題「街角のブックカフェ」出題 2.地区調査報告/類例調査見学報告 3.エスキースチェック 4.エスキースチェック 5.第一課題提出・講評/第二課題「彫刻のための美術館」出題 6.敷地調査報告・選んだ彫刻家と作品のプレゼンテーション 7.代表的な作品の展示室の内部スタディ・プレゼンテーション 8.エスキースチェック 9.エスキースチェック 10. 第二課題中間提出・講評 11. エスキースチェック 12. エスキースチェック 13. エスキースチェック 14. エスキースチェック 15. 第二課題最終講評
- <成績評価方法及び水準>
- 2課題すべての提出(中間、最終を含む)を行うことが必須である。中間提出を行わなければ「最終提出」は受理しない。第1課題:第2課題=4:6の比率で按分して二つの作品の評点を総合し、出席状況を加味して加点・減点を行い、最終評価とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 「TOKYOブックカフェ紀行」玄光社
OZ magazine 2014年3月号 「今注目の本屋さん」 日本建築学会編「建築設計資料集成/展示/芸能」
- <オフィスアワー>
- 毎回授業の後30分。9階建築設計準備室。
木曜日13:00~14:00 2677室(澤岡研究室) メール:sawaoka@cc.kogakuin.ac.jp
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|