2014年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

近代建築史(History of Modern Architecture)[3A14]

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2単位
大内田 史郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
国内外の近代建築のデザイン、空間構成及び理論に関する歴史的な動向について、具体的な作品を通して学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
日本建築史と西洋建築史を受講していること。
デザインに興味がある学生は、建築設計論Bを受講することが望ましい。

<具体的な到達目標>
国内外の近代建築に関する基礎的な知識(建築作品、建築家、建築理論)を習得することを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、近代建築の始まり(19世紀の建築)
2.20世紀初頭の動き(1)(アーツ・アンド・クラフツ、アール・ヌーヴォー、ゼツェション、ウィーン分離派)
3.20世紀初頭の動き(2)(ドイツ表現主義、ドイツ工作連盟、デ・スティル、未来派、ロシア構成主義)
4.F.L.ライトと戦前のアメリカの建築(L.サリヴァン、シカゴ派、アール・デコ)
5.L.コルビュジェの建築(1)(戦前の作品を中心とする)
6.M.v.d.ローエとバウハウス
7.A.アアルトと北欧の建築(E.G.アスプルンド、E.サーリネン)
8.国内の近代建築の始まり(J.コンドルからの流れ)
9.L.コルビュジェの建築(2)(戦後の作品を中心とする)
10.L.コルビュジェの弟子達の活躍(坂倉準三、前川國男、J.L.セルト、O.ニーマイヤー)
11.戦後のアメリカのモダニズム建築(L.カーン、E.サーリネン、P.ジョンソン)
12.戦後のヨーロッパのモダニズム建築(J.スターリング、オランダ構造主義)
13.戦後の国内のモダニズム建築((丹下健三、槇文彦、磯崎新、メタボリズム、安藤忠雄)
14.現代建築への潮流(ポストモダン、デコンストラクション、ハイテック、ライトコンストラクション)
15.試験

準備学習:当日の講義で取り上げた建築家・建築作品・建築年等についてノートに整理すること。

<成績評価方法及び水準>
試験によって評価する。試験で合計60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
なし

<参考書>
桐敷真次郎:『近代建築史』, 共立出版, 2001
鈴木博之(編著):『近代建築史』, 市ヶ谷出版社, 2008
藤岡洋保:『近代建築史』, 森北出版, 2011
その他、授業に関連した参考書は随時紹介する。

<オフィスアワー>
水曜日10:30〜11:30


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