2014年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科

福祉援助学(Planning and Assessment of Care)[2A13]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
赤木 徹也 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
大島 千帆 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
適切な住環境を創造するためには、人々の多様なニーズとそれを可能にするための具体的な援助の形態を把握し、それをデザインの与条件として位置づけることが重要である。
そこで、本講義では、社会福祉に関する基本的な理念、対象者の捉え方を学ぶ。その理念や捉え方を前提とした住環境のデザインと密接に関係する社会福祉学における社会福祉援助技術を体系的に理解することを目的とする。特に、ケアワークとケアマネジメントを中心に取り上げ、様々な障害を有する人々に対するケアワークのあり方と共に、障害の進行状況などを十分に考慮するためのアセスメントに基づくケアマネジメントを理解する。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
・社会福祉に関する基本的な理念と歴史的経緯を理解できる
・人々の多様なニーズとそれを可能にするための具体的な援助の形態を理解できる
・ケアワークやケアマネジメントについて理解するとともに、これらを第三者に説明することができる
・社会福祉援助の対象者のニーズを分析し、住環境デザインに適用していくプロセスを具体的に理解することができる

<授業計画及び準備学習>
第1週  社会福祉の全体像
第2週  福祉の理念
第3週  住環境デザインと福祉援助の関係
第4週  福祉援助の技法(ケアマネジメント等)
第5週  高齢者と住環境 (1)認知症高齢者への関わり方
第6週  高齢者と住環境(2) 施設における高齢者の生活とその援助・支援
第7週  高齢者と住環境(3)在宅における高齢者の生活とその援助・支援
第8週  高齢者と住環境(4)終末期の援助・支援
第9週  障がい者と住環境(1)障がいとはなにか
第10週 障がい者と住環境(2)施設における障がい者の生活とその援助・支援
第11週 障がい者と住環境(3)在宅における障がい者の生活とその援助・支援
第12週 子ども家庭福祉分野における援助・支援(1)
第13週 子ども家庭福祉分野における援助・支援(2)
第14週 グローバルな視点でみる社会福祉と住環境
第15週 学習成果の確認

準備学習:授業毎に次週の授業内容の概要説明を行うので、その範囲を十分に予習しておくこと。

<成績評価方法及び水準>
定期試験、授業の際の提出物、授業の際に行う発表の内容を総合した100点評価で行う。60点以上の者に単位を認める。配点の内訳は、定期試験(50点)、授業の際の提出物(30点)、授業の際に行う発表の内容(20点)とする。

<教科書>
毎回の授業でレジュメを配布する。

<参考書>
「よくわかる社会福祉」山縣文治・岡田忠克編(ミネルヴァ書房) 2012

<オフィスアワー>
予めメールによって連絡を頂くことで、随時対応します。
E-mail: t-akagi@cc.kogakuin.ac.jp (赤木), chihp@jcsw.ac.jp(大島)


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.