2014年度工学院大学 建築学部建築学科
地盤・基礎工学(Foundation Engineering)[6C71]
2単位 梅野 岳 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 建築基礎とこれを支える宅地・地盤に関する基礎知識と、基礎構造の設計に当たっての基本的な考え方を学ぶ。
将来、建築家や建築設備関連技術者など、建築構造や建設工事とは別分野を目指す受講生にとっても、最低限知っておくべき建築基礎に関する知識の習得に重点をおく。
- <受講にあたっての前提条件>
- 構造系専門科目の選択者が望ましいが、建築基礎に関する知識習得に興味があり、学習意欲がある者であれば可とし、必須条件とはしない。
- <具体的な到達目標>
- 具体的な達成目標として、以下の3項目を掲げる
(1)地形から推定される基礎の課題を理解する (2)各種地盤の基本的な性状と地盤調査の基本を理解する。 (3)基礎計画の進め方の概要を理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス、基礎設計の現状と課題
2.地盤の形成、地形と地層、土質の分類 準備学習:事前配布資料と参考書指定ページの熟読(以下3〜14も同様) 3.地下水と基礎、1〜3回の学習理解度確認の演習レポートを課す。 4.演習レポート解説、土の基本的性質 5.土の強さと圧密特性 6.地盤の地震時挙動(液状化と斜面崩壊) 7.地盤調査の概要と原位置試験、4〜7回の学習理解度確認の演習レポートを課す。 8.演習レポート解説、土圧と擁壁・地下外壁 9.直接基礎の支持力算定と沈下 10.直接基礎の設計法、地盤改良工法、8〜10回の学習理解度を確認の演習レポートを課す。 11.演習レポートの解説、杭基礎の種類と鉛直支持力 12.水平抵抗力 13.杭基礎の設計法、11回〜13回の学習理解度を確認の演習レポートを課す。 14.演習レポートの解説、地下掘削と山留工法 15.達成度の確認試験
- <成績評価方法及び水準>
- 4回予定の演習レポート(配分各40点)と達成度確認試験結果(配分60点)の総合採点により、60点以上を合格とする。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
授業の度に、プリントを配布する
- <参考書>
- 畑中宗憲・加倉井正昭共著建築基礎構造[改訂版]東洋書店2010年9月
- <オフィスアワー>
- 木曜日講義前15分、 12階の講師控え室
なお、メールによる質問は随時受け付ける。 (メールアドレスはガイダンス時の公開)
- <学生へのメッセージ>
- 極力、ビデオやビジュアルな図解による講義とし、基本的な考え方を感覚で理解できるような講義を目指す。
また、演習等ではメールの活用により受講者個々の理解度に応じた学習指導を試行する。
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