環境実験（Fundamental Experiment of Environmental Architecture）[3C71]

＜学位授与の方針＞

	1. 基礎知識の習得
◎	2. 専門分野知識の習得
○	3. 汎用的問題解決技能
	4. 道徳的態度と社会性
	5. 創成能力

＜授業のねらい＞

室内居住環境の測定、実験装置を使ったシステム実験を行い、測定方法、デ−タの分析、システムの性能評価法について学ぶ。

＜受講にあたっての前提条件＞

建築環境・設備系授業（環境工学、空気調和設備、環境評価法など）で習得した知識が整理されていると良い。

＜具体的な到達目標＞

(1)室内居住環境の測定法を習得する。
(2)熱移動の原理を実験により理解する。
(3)圧縮式冷凍機と冷却塔の原理をデータ計測と分析により理解する。

＜授業計画及び準備学習＞

第1週・オリエンテーション
第2週・室内環境実験-1（計測機器の使い方・計測技術）
第3週・室内環境実験-2（室内温熱・空気質環境のデータ計測）
第4週・室内環境実験-3（室内温熱・空気質環境のデータ分析）
第5週・室内環境実験-4（音響環境のデータ計測）
第6週・室内環境実験-5（音響環境のデータ分析）
第7週・空調システム実験-1（実験装置の使い方・システム系統の実測）
第8週・空調システム実験-2（空気調和機に関するデータ計測）
第9週・空調システム実験-3（冷凍機に関するデータ計測）
第10週・空調システム実験-4（冷却塔に関するデータ計測）
第11週・空調システム評価法（空調システム実験のデータ分析）
第12週・熱移動実験-1（熱伝導実験のデータ計測）
第13週・熱移動実験-2（熱対流・輻射実験のデータ計測）
第14週・熱移動実験-3（熱移動実験に関するデータ分析）
第15週・授業成果の確認（各実験課題の復習）

＜成績評価方法及び水準＞

実験計測及びデータ分析を行った各実験レポ−トの内容を評価し、合計点が60点以上の者に単位を認める。

＜教科書＞

設備実験室が発行する同授業のテキスト
※テキストは実験ごとに配布する。

＜参考書＞

建築環境工学実験用教材　日本建築学会編　日本建築学会
最新建築環境工学　井上書院

＜オフィスアワー＞

新宿校舎：火曜日18：00-19:00（前期）、木曜日13：00-15:00（通期）、金曜日10：00-12：00（後期）
八王子校舎：水曜日16：30-19：00（前期）、月曜日10：00-13：00（通期）
※学内外行事により不在の場合もあるので、来訪の際は事前連絡のこと。
連絡先は「学修ガイダンス」を参照のこと。

＜学生へのメッセージ＞

環境設備系専門科目の総合学習となる。
卒業後に環境設備設計、設備施工分野に進む学生及び卒論で居住環境評価や設備システム評価を行う学生は、受講して、データの計測方法や分析方法を学んでもらいたい。