2014年度工学院大学 建築学部建築学科
給排水衛生設備(Practical Plumbing System in Building)[5C14]
2単位 村田 博道 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 建築技術者として最低限知っておきたい給排水衛生設備技術に関し、設備の構成、機器の役割、方式の考え方などの基礎知識を得る。また、設備技術者にとっては、システムの計画、機器・器具の選定、さらに配管径の決定など設計計画に役立つ実務的知識を習得する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 圧力、流体に関するベルヌーイの定理、熱・エネルギーに関する基礎知識(高等学校の物理レベル)があることを前提とする。
- <具体的な到達目標>
- 以下項目に関する知識と理解を到達目標とする
1.給排水衛生設備の基本的な考え方 2.最低条件として法規(建築基準法、水道法や消防法等)で給排水衛生設備に求められていること(要件) 3.給水設備、給湯設備、排水通気設備、消火設備に関するシステムの構成と計画における要点 4.衛生器具設備の選定のポイント 5.排水再利用設備のシステム構成と考え方
- <授業計画及び準備学習>
- 1 ガイダンスおよび建築設備と給排水衛生設備の概要
2 給排水衛生設備の目的と構成、基本原則、水の用途と水質 3 給水量と給水圧力、給水方式、機器容量の決定、配管方式 4 配管径の決定、圧力と高さ、瞬時負荷の算定、 5 配管径演習、給水設備関係機器および材料 6 給湯設備の基礎知識、給湯方式 7 給湯量の算定、熱源機器、給湯配管の設計、安全装置、太陽熱給湯方式 8 排水通気設備 排水管内の排水の流れ、トラップの種類と役割、破封原因、通気管の役割と方式 9 排水通気設備関連機器・材料、機器容量の決定、排水通気管径の決定 10 機器容量・排水通気管径の決定演習 11 雨水排水、雨水管径の決定、衛生器具設備の種類 12 雨水処理・再利用設備、浄化槽、排水処理設備、再利用設備、雨水利用設備 13 消火設備、各種消火設備の種類と概要、機器容量・管径などの決定 14 演習および授業の確認 15 学習成果の確認(試験) 準備学習は特に必要ないが、講義後の復讐を確実に行うこと。
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は基礎知識力ならびに理解度と応用力により評価する。期末試験で成績を決定し60点以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 空気調和・衛生工学会編:給排水衛生設備計画設計の実務の知識 改訂3版、オーム社
(講義では、教科書にある図、表を用いて説明を行うので必ず購入すること)
- <参考書>
- 1.空気調和・衛生工学便覧 4編 給排水衛生設備編 編集・発行 空気調和・衛生工学会
2.空気調和・衛生設備の知識 改訂3版 オーム社
- <オフィスアワー>
- 毎回の授業終了後の時間
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