2014年度工学院大学 建築学部建築学科
建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[4C25]
2単位 後藤 敏明 非常勤講師 栗山 克哉 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 今日ではコンピューター利用した情報処理は建築の設計、施工監理において必須となっている。本演習では主に建築設計に用いる情報処理技術を習得する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 基本的な二次元CADの操作手法を習得している事
- <具体的な到達目標>
- VectorWorksを用いて2次元製図と三次元モデリング(オブジェクト制作)、レンダリング(画像化)手法の基礎を学ぶ。
併せて3次元フリーソフトSketchUpを用いたモデリング、高度なレンダリング能力を備えたCINEMA 4Dなどの操作法を学ぶ事によりコンピュータを用いたプレゼンテーションの技術を習得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.オリエンテーション
授業の概要説明、受講希望表の配布 2.二次元CADの初期設定、基本操作の習得 VectorWorksによる小住宅の製図手法を学ぶ。 準備学習:オリエンテーション時に配布する履修ガイダンス資料を確認しておく事。 3.三次元CADに依るモデリングの基本操作手法を学ぶ。 VectorWorksによるプリミティブな図形のモデリング(オブジェクト制作)を学ぶ。 準備学習:配布資料を元にVectorWorksの操作方法を復習しておくこと。 4.三次元CADに依るモデリングのより高度な操作手法を学ぶ。 VectorWorksによる小住宅のモデリングを学ぶ。 準備学習:配布資料を元にVectorWorksの操作方法を復習しておくこと。 5.三次元CADに依るレンダリング(画像化)の基本操作 VectorWorksによるレンダリングの基本操作手法を学ぶ。 準備学習:小住宅のモデリングを完成しておくこと。 6.プレゼンテーション手法の習得 CADを利用して作成した平面、断面、パース等を用いてプレゼンテーションシートを作成する。 準備学習:前週までの制作物を完成させておく事。 7.フリーソフトによるモデリング手法の習得(1) SketchUpを用いてより自由度の高いモデリング手法を習得する。 準備学習:フリーソフトのため各人所有のパソコンにダウンロードし操作手法を自習しておくこと。 8.フリーソフトによるモデリング手法の習得(2) SketchUpを用いて小住宅をモデリングする。 準備学習:前週の操作を復習し各自習得しておく事。 9.より高度なレンダリング手法の習得(1) CINEMA 4Dを用いたより高度なレンダリング手法を習得する。 準備学習:SketchUpを用いたモデリングを完成しておくこと。 10.より高度なレンダリング手法の習得(2) CINEMA 4Dを用いたライティング(照明)手法を習得する。 準備学習:前週のレンダリングした課題を完成しておくこと。 11.プレゼンテーション技法の習得。 先に学習したソフトの他にPhotoShop等も用いてより高度なプレゼンテーション技法を習得する。 準備学習:前週までに学習した様々なソフトの操作を復習しておくこと。 12.小課題の作成(1) 各自課題のモデリング 準備学習:課題のスケッチを各自制作しておくこと。 13.小課題の作成(2) 各自課題のレンダリング 準備学習:モデリングを完成しておくこと。 14.小課題の完成 各自課題のプレゼンテーションシートの作成・提出 準備学習:モデリング、レンダリングを完成しておく。 15.作成課題のプレゼンテーションと講評 各自作成の課題を全員のまえでプレゼンテーションする。 講師による講評を行う。
- <成績評価方法及び水準>
- 課題評価点(100点)から欠席1回につき5点減点する。
課題評価は担当する講師2名の平均点とする。 合計60点以上のものに単位を認める。
- <教科書>
- 授業の前後に適宜配布
- <参考書>
- 「Vectorworksパーフェクトバイブル」Aiprah著 株式会社翔泳者発行
- <オフィスアワー>
- 木曜日 16:20〜17:30 3Dデザインセンター
- <学生へのメッセージ>
- ・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は30名とします。
・4月3日(木)の3年生オリエンテーションにて履修ガイダンスを行いますので、必ず出席してください。欠席した場合は希望表を配布しませんので、注意してください。
- <備 考>
- パソコンの電源投入から使用ソフトの立ち上げまでに10分程度の時間が掛かります。初回授業時にソフトの初期設定の仕方を講義いたしますので、2回目以降の授業開始時間までにパソコンの立ち上げを済ませて、速やかに授業が開始出来るよう準備をしてください。
又、演習で作成したデータは容量が大きいため、大学で用意したサーバー領域では保存しきれません。各自USBメモリー又はUSBハードディスクを用意の上、授業に望んでください。
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