2014年度工学院大学 建築学部建築学科

建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[4C25]

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2単位
後藤 敏明 非常勤講師  
栗山 克哉 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
今日ではコンピューター利用した情報処理は建築の設計、施工監理において必須となっている。本演習では主に建築設計に用いる情報処理技術を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
基本的な二次元CADの操作手法を習得している事

<具体的な到達目標>
VectorWorksを用いて2次元製図と三次元モデリング(オブジェクト制作)、レンダリング(画像化)手法の基礎を学ぶ。
併せて3次元フリーソフトSketchUpを用いたモデリング、高度なレンダリング能力を備えたCINEMA 4Dなどの操作法を学ぶ事によりコンピュータを用いたプレゼンテーションの技術を習得する。

<授業計画及び準備学習>
1.オリエンテーション
 授業の概要説明、受講希望表の配布
2.二次元CADの初期設定、基本操作の習得
VectorWorksによる小住宅の製図手法を学ぶ。
 準備学習:オリエンテーション時に配布する履修ガイダンス資料を確認しておく事。
3.三次元CADに依るモデリングの基本操作手法を学ぶ。
 VectorWorksによるプリミティブな図形のモデリング(オブジェクト制作)を学ぶ。
 準備学習:配布資料を元にVectorWorksの操作方法を復習しておくこと。
4.三次元CADに依るモデリングのより高度な操作手法を学ぶ。
 VectorWorksによる小住宅のモデリングを学ぶ。
 準備学習:配布資料を元にVectorWorksの操作方法を復習しておくこと。
5.三次元CADに依るレンダリング(画像化)の基本操作
 VectorWorksによるレンダリングの基本操作手法を学ぶ。
 準備学習:小住宅のモデリングを完成しておくこと。
6.プレゼンテーション手法の習得
 CADを利用して作成した平面、断面、パース等を用いてプレゼンテーションシートを作成する。
 準備学習:前週までの制作物を完成させておく事。
7.フリーソフトによるモデリング手法の習得(1)
 SketchUpを用いてより自由度の高いモデリング手法を習得する。
 準備学習:フリーソフトのため各人所有のパソコンにダウンロードし操作手法を自習しておくこと。
8.フリーソフトによるモデリング手法の習得(2)
 SketchUpを用いて小住宅をモデリングする。
 準備学習:前週の操作を復習し各自習得しておく事。
9.より高度なレンダリング手法の習得(1)
 CINEMA 4Dを用いたより高度なレンダリング手法を習得する。
 準備学習:SketchUpを用いたモデリングを完成しておくこと。
10.より高度なレンダリング手法の習得(2)
 CINEMA 4Dを用いたライティング(照明)手法を習得する。
 準備学習:前週のレンダリングした課題を完成しておくこと。
11.プレゼンテーション技法の習得。
 先に学習したソフトの他にPhotoShop等も用いてより高度なプレゼンテーション技法を習得する。
 準備学習:前週までに学習した様々なソフトの操作を復習しておくこと。
12.小課題の作成(1)
  各自課題のモデリング
  準備学習:課題のスケッチを各自制作しておくこと。
13.小課題の作成(2)
  各自課題のレンダリング
  準備学習:モデリングを完成しておくこと。
14.小課題の完成
  各自課題のプレゼンテーションシートの作成・提出
  準備学習:モデリング、レンダリングを完成しておく。
15.作成課題のプレゼンテーションと講評
  各自作成の課題を全員のまえでプレゼンテーションする。
  講師による講評を行う。
  

<成績評価方法及び水準>
課題評価点(100点)から欠席1回につき5点減点する。
課題評価は担当する講師2名の平均点とする。
合計60点以上のものに単位を認める。

<教科書>
授業の前後に適宜配布

<参考書>
「Vectorworksパーフェクトバイブル」Aiprah著 株式会社翔泳者発行 

<オフィスアワー>
木曜日 16:20〜17:30 3Dデザインセンター

<学生へのメッセージ>
・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。受講者は30名とします。
・4月3日(木)の3年生オリエンテーションにて履修ガイダンスを行いますので、必ず出席してください。欠席した場合は希望表を配布しませんので、注意してください。

<備 考>
パソコンの電源投入から使用ソフトの立ち上げまでに10分程度の時間が掛かります。初回授業時にソフトの初期設定の仕方を講義いたしますので、2回目以降の授業開始時間までにパソコンの立ち上げを済ませて、速やかに授業が開始出来るよう準備をしてください。
又、演習で作成したデータは容量が大きいため、大学で用意したサーバー領域では保存しきれません。各自USBメモリー又はUSBハードディスクを用意の上、授業に望んでください。


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