2014年度工学院大学 建築学部建築学科

構法計画(Building System Design)[4B22]

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2単位
石田 航星 助教  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
屋根、床、壁、天井、開口部などの、各部の構法を学び、躯体構法も含め、要求条件を満足する構法の計画の基礎を修得することを目指す。また、最新の構法事例を通して、生産プロセスと構法計画の関係について述べる。

<受講にあたっての前提条件>
(1) 「建築構法」を受講している
(2) 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造における構法の共通点や違いを説明できる

<具体的な到達目標>
(1) 建築物を成立させるために必要な仕組み・定石である建築構法の基本的な知識を習得する
(2) 屋根、床、壁、天井、開口部などの、建築を構成する部位の機能と性能について学び、設計における要求条件を満足する構法の計画の基礎を修得する
(3) 建築構法と工法、材料の関係性を理解し、構法計画を実現するための施工計画の役割について説明できる

<授業計画及び準備学習>
授業は「建築構法(第五版)」を基本に進めていく。本授業ではP148-P272を扱うので、当該ページを熟読しておくこと。
1. 構法と工法の違い、並びに構法の基本の復習
2. 建物の構成と空間を構成するための部位
3. 躯体構法(鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造などの主要構造と構法、工法の関係性)
4. 地業・基礎、屋根
5. 壁
6. 開口部・建具
7. 床・階段
8. 天井
9. 造作と納まり
10. 設計プロセスと構法
11. 建築部品
12.モデュラーコーディネーションとモデュール
13.構法の変遷と開発
14.構法の価値と評価
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
成績は定期試験の点数を基本とする。なお、授業中、数回小テストやレポートを出題するが、20点を上限として小テストやレポートの結果を定期試験の点数に加点する。定期試験と小テストやレポートの加点の合計得点が100点を超える場合は、100点とする。

<教科書>
「建築構法(第五版)」内田,吉田他著(市ヶ谷出版社)

<参考書>
「構造用教材」日本建築学会(丸善)
「3D図解による建築構法」小見康夫著(市ケ谷出版社)

<オフィスアワー>
木曜日 12:10-13:00 (新宿キャンパス 石田研究室 2577室)

<学生へのメッセージ>
建築構法には、さまざまな機能や性能、デザインに関わる条件が求められます。それらを満足するために、多様な構法が実現されています。そうした状況について、理解を深め、構法計画の基礎を修得してください。


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