2014年度工学院大学 建築学部建築学科

建築総合演習I(Advanced Architectural Stud io I)[3C17]

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3単位
木下 庸子 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
藤木 隆明 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
星 卓志 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
カーニー マイケル 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西森 陸雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
金箱 温春 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
小川 真樹 非常勤講師  
三浦 丈典 非常勤講師  
沢瀬 学 非常勤講師  
横田 泰子 特任助教  
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
まちづくり学科、建築学科、建築デザイン学科の3学科総合の設計演習。異なる学科間での活発な議論を通して、多様な専門分野が混ざり合う実社会と近いシチュエーションでの設計の進め方を体験し理解する。

<受講にあたっての前提条件>
建築デザイン演習を受講していること。

<具体的な到達目標>
前半ではグループごとに対象エリアのサーベイを行い、市街地の抱える問題を分析、提起できるものとする。
後半はスタジオ・ユニット制としてユニットごとに異なる課題を設定、前半で分析、提起した問題を集合住宅の設計に適用する。

<授業計画及び準備学習>
まちが活気を持つためには人の存在が不可欠である。ところが、東京をはじめとする大都市では、中心部の空洞化が叫ばれて久しい。過去においては健全なコミュニティがあり、多くの市民が暮らしていた場所は、経済成長に伴う土地価格の上昇や計画的な都市化のあおりを受けて、商業やオフィスの建物が次々と建てられ、いつしか人々は生活の場を郊外へと移して行った。
この課題では、対象となる市街地エリアを新宿区荒木町に設定する。「スリバチ」型のユニークな地形と新旧が入り混じり、商業、住居などの異種用途も混在する街並みにおいて、この地に新たな住人を招き入れるために求められる住宅のあり方とは何か。荒木町の過去、現在における歴史とともに住宅や都市機能の密度を検証し、健全で継続的に発展できる都市居住の「姿」を提案することが目的である。

第 1回:課題出題
    ガイダンス、グループ分け。
現地調査。 
    準備学習:対象地区についての事前調査。

第 2回:敷地模型製作開始
    他班とのコミュニケーター(調整役)を選出。
    準備学習:対象地区の現地調査。

第 3回:中間チェック1: グループごとに現地調査結果を話し合う
    準備学習:調査結果をA3にまとめる。

第 4回:中間チェック2:敷地模型完成
    準備学習:敷地模型を完成させる。

第 5回:スタジオ・ユニット課題説明
    ユニット分け、ユニットごとの設計作業開始。

第 6回:建築条件等の分析
    準備学習:地形、住んでいる人、緑地、公共施設の確認。

第 7回:ユニットごとの設計作業
    準備学習:ユニットにより指示。

第 8回:中間チェック3:ユニット内講評会
    準備学習:コンセプト構築、模型作成。

第 9回:ユニットごとの設計作業
    準備学習:ユニットにより指示。

第10回:中間チェック4:合同中間講評会
    準備学習:プレゼンテーション図面の作成。

第11回:ユニットごとの設計作業
    準備学習:ユニットにより指示。

第12回:中間チェック5:ユニット内講評会
    準備学習:平面、率面、断面、模型の作成。

第13回:ユニットごとの設計作業
    準備学習:ユニットにより指示。

第14回:課題提出、最終講評
    準備学習:プレゼンテーション図面、模型の作成。

第15回:建築総合演習IAとの合同講評会
    準備学習:ブラッシュアップの上プレゼンテーション図面と模型の作成。

<成績評価方法及び水準>
提出された課題とプレゼンテーションの明快さ、デザイン性により評価する。設計作業は基本的に積み上げが重要であるため、準備作業と出席は必須。各中間チェック(計4回)はそれぞれ10%、最終好評時のプレゼンテーションを60%のウエイトとする。建築総合演習IAとの合同講評会で発表したものは加点対象とする。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
新建築集合住宅特集、建築資料集成ほか

<オフィスアワー>
特に定めないが、前もって連絡をもらえれば随時対応する。


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