2014年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

まちづくり演習(K)[2C12]

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2単位
遠藤 新 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
野澤  康 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
星 卓志 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
下田 明宏 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
篠沢 健太 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
中島 裕輔 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
西川 豊宏 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
久田 嘉章 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
宮村 正光 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
村上 正浩 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
保  清人 非常勤講師  
横田 泰子 特任助教  
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
まちづくり4分野の知識や知見を用いた分析的手法等を通じて街の特性を理解し、その街の抱える空間的課題に答える提案を構想する力を育む。

<受講にあたっての前提条件>
まちづくり学概論を履修すること。まちづくり4分野(都市デザイン、ランドスケープデザイン、安全安心、環境共生)における基礎的な視点を身につけておくこと。

<具体的な到達目標>
(1) まちづくり4分野の視点から、既存の街や計画案の特徴を理解するための基礎的な分析作業ができるようになる。
(2) 都市生活者の暮らしと都市的活動(アクティビティ)を具体的にイメージすることができる。
(3) 土地の有効活用ならびに公共の福祉の観点を持って、ある街の望ましい将来像を構想し、具体的な空間を通じて提案することができる。

<授業計画及び準備学習>
対象地区:西新宿5丁目
演習課題:対象地区のある中心部付近に設定するあるエリア(A地区)を対象に、土地の有効活用ならびに公共の福祉の観点から魅力的な中層の街としての将来像を構想せよ。(詳細は演習ガイダンス時に説明する)

第1回 オリエンテーション
・ガイダンス、密集市街地を考えるための「まちづくり4分野」の基本的視点について
・グループ議論の作法とまとめ方:ブレスト、KJ法、意見やアイデアの整理
第2回 都市生活を考える1:街を歩き記録する
・現地調査と記録
第3回 都市生活を考える2:都市構造と不動産の立地、市街地特性について
・新宿区、西新宿、5丁目という3つのスケールの視点から対象地区の立地特性や市街地特性を理解
・中層の街の事例分析(次回までに現地調査、レポート)
第4回 都市生活を考える3:都心居住とライフスタイル
・中層の街の事例調査(報告)
・家計の計算を通じてお金の計算を通じて都心居住とそのライフスタイルのイメージを持ってみる
・どのような人が西新宿5丁目に住むのか。立地と市場を勘案し、将来住む住民の属性を具体的に考える。
第5回 密集市街地を理解する1:西新宿5丁目という場を読み解く
・対象地区の街路環境(熱環境、風環境等)に関する現地調査
・地図分析および現地調査から対象地区の場所特性の分析
第6回 密集市街地を理解する2:密集市街地の開発可能性
・密集市街地における建築条件の理解、ガワとアンの建物ボリュームの違いを建築条件の違いから理解する(個人作業)
・各自担当街区を決めてA地区の全街区で建築可能な延床面積(容積)を計算、ボリューム模型の作成
第7回 中層の街を構想する1:全体計画とボリュームスタディ
・A地区の全体計画の検討、望ましいボリュームのあり方を吟味
・安全安心の視点から原案の問題点の整理、安全安心の視点を軸にして改善作業の方向性・方針
第8回 中層の街を構想する2:全体計画とボリュームスタディ
・先週までの作業成果を用いて、A地区全体としての望ましいボリュームのあり方を更に吟味する。
・環境共生の視点から原案の問題点の整理、環境共生の視点を軸にして改善作業の方向性・方針
第9回 中層の街を構想する3:全体計画とボリュームスタディ
・これまでの作業と知見をもとに、中層の街を構想してみる
・これまでの作業成果を点検し、中間発表に向けたとりまとめ作業を行う。
第10回 中間発表
第11回 中層の街を構想する4:残りのスタディ、住戸計画
第12回 中層の街を構想する5:残りのスタディ
第13回 中層の街を構想する6:まとめ
第14回 提出・最終発表
第15回 予備

<成績評価方法及び水準>
求められる成果物の質、課題への取り組み、等から総合的に評価する。単位の認定は,中間発表と最終発表を含む全て発表の機会に参加し、要求される成果物を全て提出し、全課題の平均点が60点以上を合格とする。

<教科書>
特に指定せず必要に応じて資料を配布する。

<参考書>
まちづくりデザインのプロセス、日本建築学会編著
まちの見方・調べ方―地域づくりのための調査法入門、朝倉書店

<オフィスアワー>
授業実施時間帯の前後各30分程度、設計準備室(0961室)にて対応する。


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