2014年度工学院大学 建築学部まちづくり学科
減災学(Disaster Mitigation)[0081]
2単位 三好 勝則 特任教授 [ 教員業績 JP EN ] 村上 正浩 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 災害の種類やその成因、対処方法などについて、より実践的な知識を本講義で身につける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 前期に開講する建築の安全及び地震工学の履修が望ましい。
これまで経験した防災に関する活動や身につけた知識を整理しておく。
- <具体的な到達目標>
- 高層建築物である新宿キャンパスにおける災害・火災の想定と対処方法を学ぶ。また、火災の感知と消火、避難のための設備について、構造と取扱を実際に自ら体験するができ、知識を深める。さらに、地域での消防・防災活動のあり方など災害に強い社会づくりを考える。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 ガイダンス、授業計画の説明など
準備学習:ポータルシステムで事前に配布する授業計画を理解しておくこと。 2 火災・災害の進展と対処方法 準備学習:事前に配布する資料を読み、火災・災害の進展について理解しておくこと。 3 火災・災害の対処に必要な設備の体系 準備学習:事前に配布する資料を読み、設備について理解しておくこと。 4 高層建築物における設備(新宿校舎を例として) 準備学習:事前に配布する資料を読み、高層建築物に必要な設備について理解しておくこと。 5 高層建築物における避難、予防 準備学習:事前に配布する資料を読み、高層建築物の避難方法について理解しておくこと。 6 火災の感知・警報に必要な設備・機器の構造と取扱 準備学習:消防法を読み、感知・警報設備の構造を理解しておくこと。 7 消火に必要な設備・機器の構造と取扱 準備学習:消防法を読み、消火設備の構造を理解しておくこと。 8 火災・災害からの避難に必要な設備・機器の構造と取扱 準備学習:消防法を読み、避難設備の構造を理解しておくこと。 9 新たな技術を活用した消防設備の開発と評価方法 準備学習:消防法を読み、性能評価に関する制度を理解しておくこと。 10過密都市空間の火災対策 準備学習:事前に配布する資料を読み、都市における安全について理解しておくこと。 11大規模自然災害時における消防・救助の最適活動 準備学習:事前に配布する資料を読み、大規模災害活動について理解しておくこと。 12化学物質の爆発防止と石油タンクの劣化対策 準備学習:事前に配布する資料を読み、危険物質対策について理解しておくこと。 13災害対応高度資機材の開発状況 準備学習:事前に配布する資料を読み、災害での安全確保について理解しておくこと。 14地域防災 準備学習:事前に配布する資料を読み、自助・共助・公助について理解しておくこと。 15学習成果の確認(レポート課題作成) 準備学習:前回までの総復習を行い、レポート課題を作成すること。
- <成績評価方法及び水準>
- 出席状況を50点満点、レポート課題を40点満点、授業への取り組み姿勢を10点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。ただし無断で欠席した学生は履修放棄とみなし成績評価は行わない。
- <教科書>
- 「図解 よくわかる消防設備」、日本実業出版社
その他は適宜配布
- <参考書>
- 「都市防災学 地震対策の理論と実践」、梶秀樹・塚越功、学芸出版社
「いのちを守る地震防災学」林春男著、岩波書店
- <オフィスアワー>
- 夏期集中講義中にオフィスアワーを設ける。
- <学生へのメッセージ>
- ・本講義は、新宿校舎(ガイダンス、座学、実習)のほか、日本消防検定協会(調布市、設備実習)、総務省消防庁消防研究センター(調布市、研究実習)で実施する予定である。
・4月に講義案内を掲示、受講希望者は後日説明会に出席すること。 ・講習機材・指導員等の関係から受講生は60名程度とする。 ・ガイダンス、実習の実施日時などについては、掲示板・ポータルシステムにて確認すること。
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