2014年度工学院大学 第2部建築学科
研究セミナー(Special Seminar of Architecture)[S102]
5単位 久田 嘉章 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 地震工学と地震防災との基礎の習得を目的とする。地震工学では活断層や海溝型巨大地震の地震動の特性から、津波被害、地盤災害、耐震・制震・免震建築などの基礎、さらには超高層建築を対象とした制震補強や早期被災度判定システムなどへの応用技術も学ぶ。さらには地震動だけでなく、東日本大震災で問題となった津波・液状化・地滑り災害から、洪水・高潮・火山噴火・群衆(パニック・暴動など)など巨大都市の様々な危険度(マルチハザード)を知り、自助・共助・公助による様々な対策により災害時に「逃げるまち」から「逃げないですむまち」を目指した基礎的な学習も行う。さらには、毎年実施している新宿駅周辺地域での事業者を対象とした共同セミナー・講習会や、秋の防災訓練(工学院大学、新宿駅周辺地域など)にも参加し、建物の防災・減災対策や防災まちづくりを実践的に体得する。セミナーの最終回には、自主学習による研究発表会を実施し、プレゼンのいろはも習得する。
- <受講にあたっての前提条件>
- まちづくり学科の科目ではあるが、地震工学と地震防災との基礎として建築学科の構造系科目を履修することが望ましい。演習として、並行する建築演習2(久田担当)を履修すること
- <具体的な到達目標>
- 地震工学・地震防災の基礎の習得を目標とし、各自テーマを持ち、講義形式で成果の最終発表を行う。非常に幅広い分野であるため、主として構造系のハード対策(建物構造の耐震・免震・制振など)と、建物・まちのソフト対策(防災計画・BCP・地域連携による教育・訓練など)に分かれ、調査活動を行う
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
2〜7.各自テーマの調査・報告・議論 8.各自、テーマに沿った調査結果の中間報告発表と講評 9〜14.各自テーマの調査・報告・議論 15.各自、課題成果の発表と講評
- <成績評価方法及び水準>
- 出席、レポート提出と、最終成果発表による
(ウェイトはそれぞれ30%、30%、40%)
- <教科書>
- 適宜、資料を配布
- <参考書>
- 建築の振動 初歩から学ぶ建物の揺れ、西川孝夫ほか、朝倉書店
建築の振動 応用編、西川孝夫ほか、朝倉書店 新耐震構造解析、柴田明徳著、森北出版、1981年
- <オフィスアワー>
- 久田は月〜金の21時以降はほぼ毎日研究室にいます。
- <学生へのメッセージ>
- セミナー期間中にはゼミ合宿(富士吉田など)などの行事が行われる。大学院生や卒論生との交流を通して当研究室の研究内容を徐々に理解することを期待している。なお希望者は1部建築学部・3年前期科目の地震工学を受講していることが望ましい。
- <参考ホームページアドレス>
- http://kouzou.cc.kogakuin.ac.jp/
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