2014年度工学院大学 第2部建築学科
△歴史学B(History B)[3705]
2単位 榎本 淳一 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 日本の歴史を列島の中だけに限定し、世界史から隔絶していたかのような印象を与える一国史的見方を払拭し、日本の歴史を世界との関わりの中で捉える視点を獲得することを目標とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にない。
- <具体的な到達目標>
- 1.歴史的な視点で、ものごとを考えることの重要性を理解できる。
2.自分の意見や疑問を、分かりやすく文章にまとめることができる。 3.自分で調べたこと、考えたことを、他人に分かりやすく伝えることができる。 4.文献や講義の内容を適切に要約することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 [ガイダンス]授業方針・内容、博物館等見学の方法とレポートの書き方を学ぶ。
準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと。 第2週 [日本と日本人]日本国の成立と展開に結びつけて、日本人とは何か、について学ぶ。 準備学習:前回説明した博物館などの見学、及びレポートの作成(準備)を行うこと。 第3週 [聖徳太子とシルクロード]「聖徳太子」像と東西交流との関連について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第4週 [正倉院とシルクロード]正倉院宝物の国際的性格について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第5週 [ジパング伝説と遣唐使]日本についての風聞が世界史に与えた影響について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第6週 [鉄炮伝来の諸問題]鉄炮伝来の真実とその影響について考える。 準備学習:上記に同じ。 第7週 [南蛮文化と南蛮貿易]南蛮文化の影響と南蛮貿易の実態について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第8週 [世界の中の「鎖国」]「鎖国」を世界史的な視点から捉え直してみる。 準備学習:上記に同じ。 第9週 [開国=近代化の光と陰]国際交流拡大の陰に潜む悲劇とその克服について学ぶ。 準備学習:上記に同じ。 第10週 [日本のシルクロード]日本の近代化において重要な役割を果たした「シルクロード」について学ぶ。 準備学習:授業ノートの整理・復習 第11週 [レポートのピアレビュー1]課題レポートを相互評価し、良いレポートの書き方を考える。 準備学習:授業ノートの整理・復習 第12週 [レポートのピアレビュー2]課題レポートの優秀者に、プレゼンテーションを行ってもらう。 準備学習:授業ノートの整理・復習 第14週 [まとめ]授業の総括と試験勉強の仕方について学ぶ。 準備学習:授業ノートの整理・復習 第15週 [学習成果の確認(試験)] 準備学習:全授業内容の総復習
*なお、受講生の状況に合わせるために、適宜授業内容を変更することがあるので、了解されたい。
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(50点満点)とレポート(50点満点)て総合的に評価し、60点以上の者を合格とする。なお、レポートは、毎回の授業時の小レポートと課題レポートがある。
- <教科書>
- 使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。
- <参考書>
- 『概論 日本歴史』佐々木潤之介他編(吉川弘文館)
- <オフィスアワー>
- 授業前後の休み時間
- <学生へのメッセージ>
- わからない時は、その都度遠慮なく(ただし節度は必要ですが)質問に来るようにして下さい。
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