2014年度工学院大学 第2部建築学科

地球科学概論(Elementary Earth Science)[2604]

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2単位
古賀  修 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
物理化学的な基礎的な力によって、地球を対象として自分自身で考える力を身に付けることを目標として、次の目標を達成する。
・現在の地球環境にどのような現象が生じているか、一般的な知識を取得する。
・人間活動が、その現象にどのように関わっているか、論理的に理解する。

<受講にあたっての前提条件>
高校あるいは大学で、物理と化学を取得、あるいは受講していること。

<具体的な到達目標>
・自然の生態系の理解と、人間活動がもたらす地球環境とを理解する。
・技術者としての社会的責任感と倫理観を身に付ける。
・表層の地球環境と生物活動、人間活動との関連を理解する。

<授業計画及び準備学習>
1.講義の進め方等ガイダンス
2.地球の温暖化 (1)地球のエネルギーバランス
3.地球の温暖化 (2)温室効果ガスと地球温暖化
4.地球の温暖化 (3)地球温暖化の将来
5.対流圏地域汚染の化学 大気基準、地域汚染
6.対流圏広域汚染の化学 酸性雨
7.大気圏の構造と成層圏
8.成層圏オゾンと地球環境 (1)オゾンと地表紫外線
9.成層圏オゾンと地球環境 (2)フロンとオゾン層破壊
10.成層圏オゾンと地球環境 (3)代換えフロン
11.水圏 (1)地表水、淡水、水の分布、水の循環、水質基準
12.水圏 (2)閉鎖系水圏 富栄養化
13.地球の歴史と環境 (1)気圏
14.地球の歴史と環境 (2)地圏と地殻活動
15.まとめとテストあるいはレポート

<成績評価方法及び水準>
最終日に行うテストあるいはレポートによって100点評価で行う。
60点以上で合格すとする。

<教科書>
環境科学の基礎(第2版)・岡本 博司・東京電機大学出版局
(および 授業中に配布するプリント)

<参考書>
新訂 環境の科学 人間の活動は自然環境に何をもたらすか・中田昌宏、松本信二・三共出版

<オフィスアワー>
講義時間前後 各20分、講義室あるいは講師控え室
(電子メール smkoga@gmail.com ただしメールチェックは週に数度)


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