2014年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

情報社会論(Discussion on Social Information Technology)[2F03]

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2単位
斎藤 秀俊 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
現代社会では、情報技術の急速な発達が社会の在り方に大きな影響を与え続けています。これまでの情報技術が社会や日常生活へ与えてきたインパクトと影響を把握すると共に、その課題についても認識することが今後の情報化社会を生きる我々には必要な素養になります。受講者は、本講義を通して、情報技術がもたらす大きな利便性と快適性と共に、社会に歪を与える負の側面についても学びことで、今後の高度情報社会を支える情報技術者としての基礎的な素養を身に着けることを目標とします。

<受講にあたっての前提条件>
現在の情報社会に見られる様々な事象について関心を持っていること、もしくは興味を持っていることが、受講に臨んで必要です。

<具体的な到達目標>
講義で取り上げた各分野における話題や課題の事例を通して、情報技術との関わりを理解し説明できること。講義で習得した知識を基に、情報技術との関わりの観点から、今後の情報社会において課題となることや話題となることを見出し説明できること。さらに、その事例について、今後の動向や解決策についても、自己の見識を示せること。

<授業計画及び準備学習>
1.情報社会論について(概要、情報技術と情報社会の関わり)
2.医療、介護、福祉分野と情報技術について
3.日常生活、メディアと情報技術について
4.産業・経済と情報技術について
5.政府・行政と情報技術について
6.政治・選挙と情報技術について
7.グローバル化と情報技術について
8.情報化と法制度の在り方について
9.研究開発と情報技術について
10.人の意識、人間関係と情報技術について
11.情報技術における情報の特性について
12.情報社会の基盤とディジタル技術について
13.プライバシーと個人情報保護について
14.情報技術を利活用した各諸制度について
15.まとめ(成績評価のための課題提示と総括)
ただし、開講年次により講義で扱うテーマを変更もしくは修正する場合がありますが、その場合には第1回目の講義等で通知します。また、講義で用いる資料については事前に通知しますので、講義前に目を通してください。また、復習には講義に関連した確認問題等を示しますので、復習に役立ててください。また、講義実施において必要事項があれば、その都度お伝えします。

<成績評価方法及び水準>
レポート提出もしくは定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認めています。他の履修条件などは、基本的に学生便覧の各種規定に従います。

<教科書>
指定教科書はありません。教材については、電子媒体等で別途配布する予定です。

<参考書>
指定参考書はありません。各自で、自分に合った適当なものを選んでください。こちらから別途指示する場合は、講義等を通じてお知らせします。

<オフィスアワー>
講義実施の前後の時間帯に講師室等で実施しますが、電子メール連絡でも結構です。メールアドレスは、初回の講義でお知らせします。

<学生へのメッセージ>
特定分野の専門知識や思考力を求めている講義ではありません。どちらかと言えば、日常社会における情報技術に関わる問題や話題に関心を持つことが重要です。


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