2014年度工学院大学 第2部情報通信メディア工学科

伝送システム論(Transmission Systems for Communications)[1F04]

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2単位
板波 隆雄 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
通信システムの基本構成,伝送路に関する基礎理論と要素技術について理解する。

<受講にあたっての前提条件>
1年生の必修科目である数学Iの内容を理解していること。
1年生の選択科目である物理学IIの電磁気学の基礎的部分、波の基本に関する部分の内容を理解していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
(1) 伝送単位、特にdBの計算ができること
(2) アナログ方式とデジタル方式の相違点を説明できること
(3) PCM方式の基本構成について説明できること
(4) 通信妨害の種類と意味について説明できること
(5) 信号波の時間領域と周波数領域表示の関係を説明できること
(6) 再生中継方式について説明ができること
(7) 各種伝送路の特徴、適用領域について説明できること
(8) 光フアイバケーブルの原理と構造について説明できること

<授業計画及び準備学習>
第1週:[ガイダンス]
第2週:電気通信と通信網、通信網の設計、基本構成
第3週:通信の歴史 通信技術の基礎(伝送単位、レベルダイヤ、伝送量)、ミニ演習
第4週:通信妨害、フイルタ、増幅器、ミニ演習
第5週:振幅変調、ミニ演習
第6週:パルス符号変調、ミニ演習
第7週:信号波の時間領域と周波数領域表示、ミニ演習
第8週:伝送線路、ミニ演習
第9週:各種伝送路、伝送方式、ミニ演習
第10週:周波数分割多重伝送システム、ミニ演習
第11週:時分割多重伝送システム、ミニ演習
第12週:移動通信システム、ミニ演習
第13週:多重化技術とアクセス技術、ミニ演習
第14週:無線通信の将来展望.
第15週:期末試験

<成績評価方法及び水準>
原則は定期試験で評価し、60点以上の者に単位を認める.ただし、試験の点数が60点未満でも授業への参加状況を勘案する.「授業への参加状況」の判断は、受講態度、ミニ演習への取り組み、レポート提出等を総合して行う。

<教科書>
「通信工学概論」山下著(森北出版)

<参考書>
「現代通信工学」南、白須、大友著(産業図書)

<オフィスアワー>
原則は、月曜日 17:50〜19:45 これ以外でも12階講師室に在室していれば対応可


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