2014年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

コミュニケーションと情報通信(Information and Communication Technology)[4C30]

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2単位
管村  昇 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
々が日常生活を送る上で、コミュニケーションは欠かせないものである。しかしながら、コミュニケーションについては、意外にわかっていないことも多い。コミュニケーション科学は多分野にまたがる学際領域の科学であり、いろいろな方面からの研究がなされている。本講義では、前半はメディア、情報およびコミュニケーションの原理、人間のコミュニケーションについて講義し、後半はコミュニケーションを支える通信技術について講義する。

<受講にあたっての前提条件>
コミュニケーションとは何かを事前によく考えておくこと。

<具体的な到達目標>
本講義は、世の中でいう「コミュニケーション力」向上のためのノウハウを教えるものではない。人間のコミュニケーションをモデルとしてとらえる方法を理解し、コミュニケーションには何が重要かを学習して欲しい。本講義を通して、自らのコミュニケーション力向上のヒントを得て欲しい。後半は、情報デザイン学科ではあまり講義されていない通信(ネットワーク)の基礎を講義するので、しっかり習得してもらいたい。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス                
本講義の進め方(14回の講義内容について、シラバスに準じて説明)および成績評価、参考図書、オフィスアワーについて説明する。
事前の準備:本講義を受講する目的を明確にしておく。本講義で何を学びたいかをしっかり認識すること。
 2.メディアの種類    
  予習:メディアの意味、種類を調べておく。
  復習:コミュニケーションにおけるメディアの役割を理解する。
 3.メディアにおける情報    
  予習:コミュニケーションにおける情報の意味を考えておく。
  復習:情報についての考え方を整理し、理解する。
4.コミュニケーションのモデル  
  予習:人間のコミュニケーションについて考えておく。各回での講義内容について概要を調べておく
  復習:人間のコミュニケーションの方法について理解する。  
5.ネットワークコミュニケーション  
  予習:情報共有について考えておく。
  復習:情報共有を目的とした社会におけるコミュニケーションの仕組みを理解する。
6.通信のモデル 
  予習:信号の種類について調べておく。
  復習:情報通信系のモデルにについて理解する。アナログ信号とディジタル信号の相違、
     相互の変換法について理解する。    
7.中間試験    
  
8.通信の原理
  予習:通信とは何かを調べておく。  
  復習:通信を支える構成技術について理解する。電話がつながる仕組みを理解する。
9.多重化・ブロードバンド 
  予習:通信の仕組み(多くの情報を効率よく送る方法)を調べておく。
  復習:多重化、ブロードバンド通信について理解する。
10.無線通信の仕組み 
  予習:無線で通信ができることを調べておく。
  復習:無線通信の原理を理解する。
11.インターネットの仕組み
  予習:インターネットを支える情報通信技術について調べる。
  復習:インターネットの仕組み、応用技術について理解する。
12.通信技術の応用
  予習:コミュニケーションについて各回での講義内容について概要を調べておく
  復習:講義内容について深く理解し、自分で考える習慣をつける
13.コミュニケーション力
  予習:これまでの講義を元に、コミュニケーション力をつける方法を考えておく。
  復習:コミュニケーション力をつける方法を理解し、実践を試みる。
14.総復習
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
毎回出席を取る。9/14(初回は除く)以下は試験の成績に関わらず不合格とする。再試験、追試験は原則行わない。1回のレポート(合計20点)と最終試験(80点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。資料の持ち込みはなしとする。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
深田 博巳:コミュニケーション心理学
北脇 信彦編:音のコミュニケーション工学
石井 健一郎編:コミュニケーションを科学する

<オフィスアワー>
質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く)
面談希望者は事前にメールで連絡、確認すること

<学生へのメッセージ>
コミュニケーションは社会生活を送る上で非常に重要である。本講義を通して、コミュニケーションとは何かを自分なりに考え、自分自身のコミュニケーション力の向上のヒントにして欲しい。


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