2014年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
コミュニケーションと情報通信(Information and Communication Technology)[4C30]
2単位 管村 昇 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 々が日常生活を送る上で、コミュニケーションは欠かせないものである。しかしながら、コミュニケーションについては、意外にわかっていないことも多い。コミュニケーション科学は多分野にまたがる学際領域の科学であり、いろいろな方面からの研究がなされている。本講義では、前半はメディア、情報およびコミュニケーションの原理、人間のコミュニケーションについて講義し、後半はコミュニケーションを支える通信技術について講義する。
- <受講にあたっての前提条件>
- コミュニケーションとは何かを事前によく考えておくこと。
- <具体的な到達目標>
- 本講義は、世の中でいう「コミュニケーション力」向上のためのノウハウを教えるものではない。人間のコミュニケーションをモデルとしてとらえる方法を理解し、コミュニケーションには何が重要かを学習して欲しい。本講義を通して、自らのコミュニケーション力向上のヒントを得て欲しい。後半は、情報デザイン学科ではあまり講義されていない通信(ネットワーク)の基礎を講義するので、しっかり習得してもらいたい。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
本講義の進め方(14回の講義内容について、シラバスに準じて説明)および成績評価、参考図書、オフィスアワーについて説明する。 事前の準備:本講義を受講する目的を明確にしておく。本講義で何を学びたいかをしっかり認識すること。 2.メディアの種類 予習:メディアの意味、種類を調べておく。 復習:コミュニケーションにおけるメディアの役割を理解する。 3.メディアにおける情報 予習:コミュニケーションにおける情報の意味を考えておく。 復習:情報についての考え方を整理し、理解する。 4.コミュニケーションのモデル 予習:人間のコミュニケーションについて考えておく。各回での講義内容について概要を調べておく 復習:人間のコミュニケーションの方法について理解する。 5.ネットワークコミュニケーション 予習:情報共有について考えておく。 復習:情報共有を目的とした社会におけるコミュニケーションの仕組みを理解する。 6.通信のモデル 予習:信号の種類について調べておく。 復習:情報通信系のモデルにについて理解する。アナログ信号とディジタル信号の相違、 相互の変換法について理解する。 7.中間試験 8.通信の原理 予習:通信とは何かを調べておく。 復習:通信を支える構成技術について理解する。電話がつながる仕組みを理解する。 9.多重化・ブロードバンド 予習:通信の仕組み(多くの情報を効率よく送る方法)を調べておく。 復習:多重化、ブロードバンド通信について理解する。 10.無線通信の仕組み 予習:無線で通信ができることを調べておく。 復習:無線通信の原理を理解する。 11.インターネットの仕組み 予習:インターネットを支える情報通信技術について調べる。 復習:インターネットの仕組み、応用技術について理解する。 12.通信技術の応用 予習:コミュニケーションについて各回での講義内容について概要を調べておく 復習:講義内容について深く理解し、自分で考える習慣をつける 13.コミュニケーション力 予習:これまでの講義を元に、コミュニケーション力をつける方法を考えておく。 復習:コミュニケーション力をつける方法を理解し、実践を試みる。 14.総復習 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回出席を取る。9/14(初回は除く)以下は試験の成績に関わらず不合格とする。再試験、追試験は原則行わない。1回のレポート(合計20点)と最終試験(80点)で成績を評価し、総合評点60点以上を合格とする。資料の持ち込みはなしとする。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 深田 博巳:コミュニケーション心理学
北脇 信彦編:音のコミュニケーション工学 石井 健一郎編:コミュニケーションを科学する
- <オフィスアワー>
- 質問は講義時間中または講義終了後
新宿校舎 原則午前10時から午後5時(ただし講義、会議の時間帯は除く) 面談希望者は事前にメールで連絡、確認すること
- <学生へのメッセージ>
- コミュニケーションは社会生活を送る上で非常に重要である。本講義を通して、コミュニケーションとは何かを自分なりに考え、自分自身のコミュニケーション力の向上のヒントにして欲しい。
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