2014年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△音情報処理(Acoustics and Speech Processing)[2380]
2単位 近藤 公久 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 音と音声を扱う基礎を理解する
- <受講にあたっての前提条件>
- 数学、物理ぎらいでも大丈夫です
- <具体的な到達目標>
- 音の物理的性質の基礎、聴覚のしくみの基礎を学び、心理物理的測定法の基礎を習得する。
音や音声を扱う技術の基礎を学び、実際にコンピュータで扱うことができるようになる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ガイダンス
音と聴覚の不思議を体験 授業の進め方、評価等の説明 2.音とは 準備:身近な音の例を考えておく 3.音の物理(大きさと高さ) 準備:対数、三角関数について復習しておくこと 4.音の表現(音のディジタル化) 準備:身近にあるディジタル音について調べておくこと 5.音の伝達と音環境 準備:3の復習をしておくこと、自然界に存在する音を集めてみよう 6.聴覚のしくみ 準備:耳について調べておく *中間レポート課題提示(授業終了前) 7.音は脳で聞く 準備:脳のしくみについて調べておく 8.聴覚心理I 準備:音や音声の聞こえの不思議を集めてみよう *中間レポート締め切り(授業開始まで) 9.聴覚心理II 準備:3、4の復習をしておくこと。 10.音声の特徴と分析 準備:音声の特徴を調べておく。 11.音声知覚 (母音、子音) 準備:日本語の音声はローマ字で表現できるか考えてみる。 12.音声言語知覚 準備:人はどのように音声を知覚するのか 13.音声認識・合成 準備:音声認識・合成を用いたサービスとその仕組みを調べておく。 14.発達と障害 準備:赤ちゃんは何が聞こえるのか、年をとるとなぜ耳が遠くなるのか考えておく。 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 8回以上の出席と1回の中間レポートの提出を必須とし、期末試験との総合評点60点以上を合格とする。再試験、追試験は行わない。
- <教科書>
- とくに指定しない
- <参考書>
- 平原、蘆原、小澤、宮坂 音と人間 コロナ社
ジャック・ライアルズ 音声知覚の基礎 海文堂 他適宜紹介する
- <オフィスアワー>
- 火曜日の4、5限を本科目に関する質問等を受ける時間とする。他の曜日でも事前にアポがとれた場合には受ける。
- <学生へのメッセージ>
- 音は身近な存在です。音に興味、関心を持つと、いろいろな不思議に気づくはずです。今や毎日のように触れるディジタル音です。人間側のしくみと合わせて理解して欲しいと思います。
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