2014年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

歴史の見方(Introduction to History)[2167]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
吉永 匡史 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
現代社会で直面する諸問題について、単なる現象としてではなく歴史的にとらえる見方を学び、世界的な視野に立って思考する力を身につける。あわせて、現在と未来を考えるにあたって、過去に学ぶことの重要性を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
・物事を歴史的な思考をもとに見通すことができる。
・資料を批判的に読み解くことができる。
・日本にとらわれない、世界史的な視野をもって現代社会をとらえることができる。
・自らの考えを多角的に練り上げ、これを論理的に文章化することができる。

<授業計画及び準備学習>
第1回 [ガイダンス]
       授業の趣旨と内容について説明する。
第2回 [「歴史」とは何か] 
       歴史認識や歴史学とは何か、という点を学ぶ。
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第3回 [歴史と科学] 
       歴史学と科学技術・自然科学との関係について学ぶ。
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第4回 [文明とは何か] 
       文明の発生とその本質について、多角的に学ぶ。
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第5回 [戦争の歴史認識(1)] 
       戦争はどのように認識されてきたか。現代に至るその問題点を学ぶ。
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第6回 [戦争の歴史認識(2)]
       同上
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第7回 [戦争の歴史認識(3)]
       同上
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第8回 [戦争の歴史認識(4)]
       同上
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第9回 [戦争の歴史認識(5)]
       同上
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第10回 [現代をとらえる視点(1)] 
       現代社会について歴史的に考えることの有用性を学ぶ。
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第11回 [現代をとらえる視点(2)] 
       同上
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第12回 [現代をとらえる視点(3)] 
       同上
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第13回 [現代社会と文化財(1)] 
       文化財保護の意義や、そのあり方について学ぶ。
       準備学習:授業内小レポート作成にむけての復習
第14回 [現代社会と文化財(2)]
       世界遺産をめぐる諸問題について考える。
       準備学習:筆記試験にむけての総復習
第15回 [学習成果の確認(試験)]

<成績評価方法及び水準>
毎回授業にきちんと出席することが、単位取得の大前提である。学期末の筆記試験(6割)と、授業中の小レポートを含む平常点(4割)を総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
指定教科書なし。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
E.H.カー著『歴史とは何か』(岩波新書)
サミュエル・ハンチントン(翻訳:鈴木主税)『文明の衝突』(集英社)

<オフィスアワー>
講義終了後の教室、または講師控え室にて

<学生へのメッセージ>
歴史学は退屈な暗記科目ではありません。歴史を考える、ということの重要さと楽しさを感じてほしいと思います。


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