2014年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

Introduction to Study on Cultures and Societies B[0203]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
長谷川 憲 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
 ハイブリッド留学期間の異国体験をより有意義なものとするために、グローバル時代にふさわしい国際人としての基礎的な教養を身につけます。出発前から新聞やテレビやインターネットの報道記事などに注意することで海外事情を学び、かつ現地では都市の産業構造を知るための工場見学等のフィールドワークも取り入れながら、その理解を深めてゆきます。なお、4月〜5月の日本での授業は、「海外総合文化A」と交互に隔週毎開講される形となり、ゲスト講師が担当する回もあります。

<受講にあたっての前提条件>
本年度のアメリカ・ハイブリッド留学に参加しない学生は履修できません。

<具体的な到達目標>
海外生活の土台となる基本的な知識を習得し、多様な文化に対する理解を深めると共に、グローバルな視野から社会の仕組みを考える能力を養うことを目標とします。

<授業計画及び準備学習>
1.(日本1回目)授業ガイダンス(留学準備にあたっての心構え)
    ハイブリッド留学の要項をよく読んでおくこと
2.(日本2回目)アメリカ社会史入門(独立戦争から南北戦争へ)
    高校の世界史教科書や便覧を手元に用意し、関連個所に目を通しておくこと
3.(日本3回目)アメリカ社会史入門(移民の時代から第一次大戦へ)
    高校の世界史教科書や便覧を手元に用意し、関連個所に目を通しておくこと
4.(日本4回目)アメリカ文化史入門(米ソ冷戦と公民権運動と)
    高校の世界史教科書や便覧を手元に用意し、関連個所に目を通しておくこと
5〜6.(現地1日目)アメリカ社会の基礎知識(合衆国憲法とその背景)
    日本にいる時からアメリカに関心を持ち、特に社会的課題に注意を向けておくこと
7〜8.(現地2日目)アメリカ社会の基礎知識(人種問題と人権意識)
    日本にいる時からアメリカに関心を持ち、特に社会的課題に注意を向けておくこと
9〜10.(現地3日目)アメリカ社会の基礎知識(基幹産業とその未来)
    日本にいる時からアメリカに関心を持ち、特に社会的課題に注意を向けておくこと
11〜12.(現地4日目)マイクロソフトキャンパス&リビングコンピュータ博物館見学
    日本にいる時から工学的産業分野に関心を持ち、その歴史と未来について考えておくこと
13〜14.(現地5日目)ボーイング社エベレット工場見学
    日本にいる時から 工学的産業分野に関心を持ち、その歴史と未来について考えておくこと
15.(帰国後)授業内容の確認(レポート執筆) 
    アメリカでの体験を自らの言葉で表現できるようにしておくこと
*5・6、7・8、9・10、11・12、13・14の各回は、海外において2限連続で行われる。

<成績評価方法及び水準>
 出発前およびアメリカ滞在中の授業にきちんと出席することが成績評価の前提。帰国後にレポートを提出してもらい、平常点とあわせて60点以上の者に単位を認定します。

<教科書>
 指定教科書なし。

<参考書>
 指定教科書なし。

<オフィスアワー>
 授業後の教場で、直接教員に尋ねてください。

<学生へのメッセージ>
 異文化体験を通して、学ぶ目的と人生の目標を吟味してください。
授業に出席することは,学ぶための必要条件にすぎません。日頃からTVのニュースなどに関心を持ち、単行本・新聞・雑誌などを良く読んで、その上で授業を利用して、自分の頭で考え,批判的に物事を見直すことができれば,何が十分条件なのかが見えてきます・・・目的を見つけ、自らのモチベーションを高めることが、学ぶためには必要かつ重要です。

<備 考>
 海外で行われる講義を含む科目です。 


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.